9月12日(土)は本校の第4回学校説明会にご来場・ご視聴ありがとうございました。
今回の説明会では、校長の挨拶、3人の教員からの学校生活についての具体的説明と、子どもたちの声を紹介いたしました。
ライブ配信では、音声が聞き取りにくい部分もあったかと存じます。
ここであらためて、東星学園の建学の精神に表現されている思い、教育活動を行うための土台として本校が大切にしていることをお伝えしたいと思います。

それは、
子どもたちが、東星学園で学校生活を過ごす中で、自分は大切な存在なのだということを、頭でも心でもしっかりわかってほしいということです。
自分には様々な可能性があって、そのもととなる力を伸ばすことによって、今も、そして未来もよりよく生きていってほしい。という思いです。

今も未来も、よりよく生きるためには、前に向かう「原動力」が必要です。
私たちは、その原動力こそ、「自分は大切な存在だ」という実感であると考えています。
「自分には生かすべきよいものがいっぱいある」という実感です。
この実感は、放っておいても身につくものではありません。
特に、自分の親や先生など身近な大人から繰り返し大切にされる体験を与えられて育っていくものです。

この原動力と、自分を生かす具体的な手立てを身に着けていくことによって人は、未来もよりよく生きることができます。
具体的な手立てとは学びによって身につく様々な力です。

本校では現在、子どもたちが社会を担う年齢になったときのことを見据えて、ICTを活用することによって身につく力に注目していますが、その基本になるのは他者と力を合わせて助け合う力だと思います。

カトリックミッションスクールである本校は宗教の価値観を土台としていることから、人間教育に注目されがちですが、人間教育さえすれば学習は二の次でいいと考えているわけではありません。

学ぶという活動は本来自分を向上させるための取り組みですから、学習を通しての人間教育が大切になります。
したがって、子どもたちにはたくさん勉強してほしいと思っています。
どんな勉強もよくできるようになってほしいと願っています。それを苦しい思いをしてやみくもに進めるのではなく、面白がって進めてほしいと思っています。

未知のものに興味をもって、面白がって、期待にワクワクしながら取り組んでいく、不安や心配に負けず、失敗を恐れずやってみる。
勉強だけでなく、遊びにおいても同様の姿を持てるような子供でいてほしい。
ということから、ワクワクしながら、のびのび育つ子どもをイメージしているところです。

次回は、10月17日(土)に「年中、年少対象学校説明会」を予定しております。
ご参加いただける方は、心で感じる部分も大切にお聞きいただければ幸いです。

【東星学園小学校 教頭】

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