「安全」を先取る耐震建造設計

 

 

古い地層の強固な地盤の上に建築されています。

 

東京湾に近い地域は江戸時代などの埋め立てられた土地が多い中、上野学園のキャンパスは12万年以前に形成された「東京層」という古く固い地盤の上にあり ます
今回の新築工事では地下15メートルの「東京層」まで掘り下げましたが、その際非常に強固な地盤であることが確認されています。
また、関東大震災をシミュレートした最新の研究では震度7程度の揺れが多かった下町地域の中でも上野学園がある地域は震災後の建物の倒壊度の聞き取り調査などにより、震度5 程度の揺れだったとの予測結果が出ています。
また、最近、東京都が公表した地震に関する第5回危険度測定調査結果でも、この地域は相対的に危険度の低い町として最高の安全性AAAにランクされました。

 

 

新校舎は制震構造を採用。地震の揺れを最小限に抑えます。

 

新校舎の構造は大きな地震の際に揺れを最小限に抑える「制震構造」を採用しています。
各階に地震時の揺れを吸収する「CSダンパー」が72台(縦型24台を含む)配置され、大きな地震の揺れを吸収します。

 


▲CSダンパー(2006.10.4 撮影)

 

 

エレベーターには「P波検知センサー」などが設置され、
緊急時の最大の安全性を確保しています。

 

地震時の際、エレベーターに閉じ込められる事故がよく報道されています。
新校舎に設置するエレベーターは大きな地震のP波(初期微動)をセンサーで感知し、S波(主要動=本揺れ)の前にエレベーターを最寄り階に止めるシステムを備えています。
同様に、停電時もバックアップ電池により、エレベーターは最寄り階に止まり、トビラが開く安全システムを採用しています。

 

 

災害備蓄

 

東海地震、東南海地震、首都圏直下型地震などの大きな地震が発生した場合、建物が安全であっても、ライフラインの切断により、帰宅できない生徒が数多く出ることが予想されます。
上野学園ではそうした事態に備え、常に食料、水、寝具、簡易トイレなどを備蓄し、生徒が数日間は学校に滞在できるように備えてい ます。

 


▲非常食                 ▲帰宅セット

 

この他にも安心・安全のための環境を整えています。
詳しくはこちらをご覧ください。

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