2年生、2学期最後の実験で露点の測定を行いました。

 露点とは、水蒸気(水の気体)から水滴(水の液体)に変わる温度をいいます。

別の言い方をすると、もうこれ以上空気に水蒸気を含むことの出来ない状態(飽和

状態という)のことです。露点がわかると、今ある空気中の水蒸気の量を推定する

ことができます。

 測定は簡単に行えます。必要なものは、水と氷、ステンレスコップ。ステンレス

コップに氷水を入れていき、表面に水滴がついた瞬間の水温=露点とします。この

露点の温度から、今ある空気中の水蒸気量を調べます。

 部屋の気温が30℃だとすると、1立方メートルの空気に含める水蒸気は約30g

まで。露点から今ある水蒸気量が9gだとすると、9g/30g×100%=30%

これが湿度になります。

 このように非常にややこしい内容なので、ゆっくり時間をかけて、授業を行うこ

とを心がけています。

                               理科教員(砂川)

 

 

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