和洋中学理科が主催する、恒例の天体観測会が2月上旬に実施されました。天体
観測会では、実際の惑星や恒星を自分の目で観ることにより、教科書での知識と実
際の感覚を結びつけると共に、宇宙や天体への関心を高めることが目的です。
学年を問わず募集をした観測会に、今年は40人以上の生徒が参加しました。前
日と当日の朝が曇りであったため、開催が危ぶまれましたが、観測会が始まるころ、
雲に切れ目ができ、無事に観測する事ができました。
天候は曇りがちでしたが、天体望遠鏡で金星と木星を見ることができました。金
星は、夕方西の空に輝く「宵の明星」を観測できました。木星はきれいな縞模様が
みえ、木星の周りを回るいくつかの衛星を確認できました。
望遠鏡で惑星をみると、地球の自転によって、惑星の位置がどんどん移動してい
く様子がよくわかりました。雲に隠れて観測できない時間帯は、生徒達は望遠鏡の
使い方や冬の惑星について学びました。
2月の寒い夕刻でしたが、望遠鏡でのぞいたはじめて見る世界に高揚する、生徒
達の表情が印象的でした。
■VOICE
「私が望遠鏡を覗いた時、木星は雲で隠れていたため見られませんでした。次回、
観測できればいいなと思います。金星は右下(本当は左上)が欠けているのが見ら
れてよかったです。」
「すごく寒かったですが、友達としゃべりながら観測でき楽しかったです。自分か
ら星をみることがなかったので、今回、木星の縞模様やガリレオ衛星など観測でき
て、良い経験になりました。」