第一学年は、学校周辺を班ごとに散策する、「ウォークラリー」を行いました。
和洋周辺は、かつて下総の国の中心地でした。そのため様々な史跡や伝説が残り、
また美しい自然や美術館など見所がたくさんあります。
まずは全員で和洋女子大学に向かい、見晴らし抜群の18階ラウンジから市川を
見わたしました。天気も良く、これから散策する弘法寺の森や中学校の時計台を
見つけることができ、生徒たちは早くも興奮気味でした。班ごとの散策が始まる
と、地図と事前に立てた計画を頼りに、国分寺や国分尼寺、手児奈霊堂、じゅん
菜池など、いくつものチェックポイントを回っていきました。
道に迷ったり、時間を気にして坂道を駆け上ったり、苦戦もありましたが、す
べての班が時間通りに学校に戻ることができました。この遠足を通し、自分たち
が過ごす学校周辺のことを知り、また、それぞれお気に入りの場所を見つけるこ
とができたようです。
■VOICE
「私たちの班は郭沫若記念館に行きました。1つ1つとても丁寧に説明してくだ
さったので、とても興味がもてました。中でも昔のガラス戸にとても興味を持ち
ました。昔はガラスを溶かして作っていたため、縦にゆがみが出てしまったそう
です。昔と今のガラスを見比べたら違いが分かり、感動しました。また行きたい
と思いました。」
「私たちの班は芳澤ガーデンギャラリーで井上ひさしさんと安野光雅さんが書い
た本の装画を見ました。その中で好きなものは「二十四の瞳」でした。12人の
子どもたちが手をつないでいるのが心に残りました。また、館の外には草木が多
く、自然の大切さを感じました。」