2学期が始まり、生徒たちの元気な声が校舎に戻ってきました。そんな中、第3回目の避難訓練を実施しました。

 

 今回は、地震による火災を想定した訓練で、基本経路の確認と判断、消火活動の流れと方法を学ぶことが目的です。

 訓練放送が始まり避難訓練開始です。緊急地震速報の合図で、机の下に身を潜め、揺れのおさまりを知らせる放送に合わせ、クラスごと迅速に避難しました。

 グラウンドでは、学年、クラスごとに分かれ点呼を行います。想定した5分を数秒過ぎましたが、前回より素早い避難と点呼ができました。

 

 避難後は、校長先生から点呼の重要性についてのお話があり、その後市川消防署の方より、ここ数年の防災意識の変化や市川市の火災件数についてお話をいただきました。

 次に、クラス代表と教員による消火活動。消化器の使い方を教わり、訓練用の消火栓を使い、実際の火災を想定し消火訓練を行いました。消化器の使用手順や、火までの距離、消化剤の散布のコツなど、生徒たちは関心を持って聞いていました。

 最後は、校内防災マップの作成。各クラス12グループに分かれ、校内の消火栓や消化器、非常階段の場所を確認し、地図に書き込んでいきました。

 

 生徒たちの防災意識の向上や、非常時の落ち着いた行動のために、このような、事前に災害の想定し、目的をもって訓練を重ねていくことが大切だと考えています。

 

■VOICE

1年生徒

「今日は避難訓練でクラスの代表として、消火訓練の体験をしました。消火体験は初めてで、そして皆の前で行ったので緊張しました。体験では『火事だ!!』と大声で叫び、火事を皆に伝えた後、水の入った消化器を使い消火を行います。消防署の方に予め消化器の使い方と、消火の方法を教えてもらいました。役に立つ事を教えてもらえて良かったです。」

 

教員

「大きな声で『火事だ!』と叫ぶところから消火訓練は始まります。恥ずかしがって、なかなか声のでない生徒もいましたが、本物の火災を考えれば、周りに火災を知らせるのは最も大切なこと。何度も練習するうちに大きな声を出せるようになり良かったです。実際に消化器に触れてみて、噴射の際にはホースの先端を持つこと、火を覆うようにすることなど、コツを学ぶことができました。」

避難訓練

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