「ブタの心臓の観察を行う」ということで、見学に行きました。
ブタの心臓は4人グループに1つの割合で配られます。堀先生から心臓の機能や
気管・血管についての説明があり、実際に観察に移ります。
多くの生徒が、臆することなく、観察を行う姿をみて、頼もしく思うと共に、
1学期から続く実習の積み重ねの重要性を、改めて感じました。
■理科教員から
内臓器官の中でも、最も身近で誰でも知っている「心臓」。「ハツ」として肉屋
さんでも売ってはいるのですが、実物を見たことがある生徒は少ないものです。
今回は観察実習用に血管がしっかりついている心臓を4人に1個ずつ、気管と肺つき
の心臓も1つ用意して観察しました。心臓が分厚い筋肉のかたまりであること・左右
の心房と心室の違い・そこへつながる血管・逆流を防止する弁など、見て、さわって
生物のからだのつくりのすばらしさ、精巧さを実感しました。
■VOICE
「はじめ見たときは、気持ち悪いと思ったけれど、観察しているうちに楽しくなり
ました。4つの部屋と、どことどこの血管がつながっているのか、を見るのがおも
しろかったです。ヒトもこういう心臓なんだなと思ってびっくりしました。」
「ブタの心臓は意外に大きかった。心臓の壁の厚さなんて、考えたことがなかった
けれど、心房と心室、左心室と右心室でこんなにも厚さが違うことに驚きました。
大動脈はゴムホースみたいでした。」
「血液を逆流させないつくりの『弁』には驚きました。『進化を繰り返してここまで
発達したのかな。』と思いました。『人間と同じ』ときいて、『えっ、マジ?』って
思ったけれど、だからこそ、すごい勉強になりました。」