毎年、中学3年生(希望者)は、社会科見学の一環として、実際の裁判を傍聴します。

今年は、さいたま地方裁判所を訪れました。

 

 傍聴席では、少し緊張した面持ちの生徒たち。配布されたパンフレットに目を通しなが

ら、法廷の配置や、裁判の流れなどを確認し、熱心に傍聴していました。

 

VOICE

 

 「裁判傍聴は、私にとって初めての体験でした。法廷に入ると緊張感が伝わってきて、

被告人の手錠や腰についている紐を見ると、まるで自分が捕まえられたように思えて、

悲しい気持ちになりました。被告人は本当に罪を犯したとは思えない人でした。そのよ

うな人を裁判官はどのような気持ちで判決を下し、どのような目で見ているのか、気に

なりました。その日は被告人の姉の証言などは聞けず、事件の背景などしかわかりませ

んでしたが、人を裁く重みと、裁かれる重みを感じた裁判傍聴でした。」

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