11月19日は、初代校長山脇房子先生のご命日です。

毎年この日は、授業開始前の全校朝礼から始まり、放課後には生徒会役員が生徒代表として、青山墓地にあるお墓まで、墓参に行っています。

心地よい秋晴れの空の下、墓前では、中学・高校それぞれの生徒会会長が、各学年での生徒の様子や、学校行事の様子をご報告しました。

 

《高校生徒会》

2019房子先生墓参

房子先生、山脇学園をお見守り下さり、ありがとうございます。

高校生それぞれの今年の様子をお伝え致します。

高校1年生は、今年度より、5月に1泊2日でのエンカレッジメント合宿が始まりました。大学受験について考えていくにあたっての学科選択に関するお話であったり、本校卒業生で現役大学生の受験体験談や、すでに就職された先輩方のお話を伺ったりすることが出来、受験だけでなく、自分の将来を真剣に考え、よいスタートを切ることができる機会となりました。

高校2年生は、部活動の運営、山脇祭の指揮をとるなど、様々な場面で中心的な役割を担い、多くの生徒が活躍し、成長を遂げました。

5月には修学旅行に行きました。文系・理系に分かれて長崎や沖縄などを訪れました。戦争が及ぼす怖さを学び、平和であることの大切さを改めて考えさせられました。

多くの生徒は9月に行われた山脇祭を機に部活動を引退し、受験生になるということを自覚し、勉学に励んでおります。

高校3年生には、体育祭実行委員をはじめとし、体育祭を引っ張って頂きました。ペルシャの市場での「奏」という人文字を一糸乱れず作り上げる姿は、本当に頼もしく、私たち後輩にとって大きな目標となりました。

今、高校3年生は、それぞれの希望の進路に向かって奮闘しております。

学校行事について言うと、文化祭は天候に恵まれ、「NEW GENERATION」というスローガンのもと、令和という新しい時代の幕開けにふさわしい文化祭となりました。

生徒にとってかけがえのない思い出となり、来場された方にも楽しんでいただけました。

また、今年度、新しく紺色のセーターの導入が決まりました。房子先生の考えてくださった第一制服と共に、これからも誇りを持って着ていきます。

変動の激しい時代ですが、生徒一同、房子先生の目標とされた「高い教養とマナーを身に着けた女性」をよく理解し、学校生活を送ってまいります。

これからも見守っていてください。

高校生徒会会長

 

《中学生徒会》

2019房子先生墓参

房子先生、私たちの学園生活を日々見守ってくださり、ありがとうございます。

今年は、台風などの災害が多く、当たり前に勉強し、生活していけることのありがたさを改めて感じながら、日々の学習やテスト、行事などに一生懸命取り組んでいます。

3学期制の生活リズムにも慣れ、日常生活だけでなく、学校行事でも、自らの役割を見つけ、先輩方に助けていただきながらも、中学生みんなそれぞれに活躍できていたと思います。

中学1年生は、初めての中学校生活ですが、山脇学園で出会ったたくさんの仲間と力を合わせ、毎日を楽しく過ごしています。

中学2年生は、初めての後輩ができ、自分の行動に責任をもって、下級生のお手本になることができていると思います。

中学3年生は、中学最高学年としての自覚を持ち、今まで学んだことを生かし、充実した毎日を過ごしています。

関西や、西表島への修学旅行では、事前に学習したことを実際に現地で体験し、学ぶことができました。3月のイギリス研修も、充実した2週間にするために、今から準備を始めています。

そして、中学生徒会としては、オープンキャンパスや地域のボランティア、UNICEF活動にも、積極的に参加しています。

今年度経験したことを活かして、「高い教養とマナーを身に付けた女性」に近づけるように、日々精進してまいります。

中学生徒会長

各生徒会長は、報告の言葉を練り上げていく中で、建学の精神や教育の目標、学校を創ってきた先生方の思いに触れ、学ぶことの意味や、今後の自分たちの生き方についても考える機会ともなりました。

山脇学園の歴史を築いてきた先生方の眠る墓前で、生徒たちは凛とした態度で報告に臨み、生徒代表としての役割を立派に果たしました。

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