早いもので、今年度の活動も正味2ヶ月を残すほどになりました。
中学3年生の科学的探究活動は毎週火曜・水曜の放課後を使って、それぞれのグループごとに継続研究を続けています。
今回はロボットグループの活動をご紹介します。

ロボットグループのメンバーは全グループの中で最も少ない5名です。4月当初に作ったTAMIYAのキットが、初めてのロボット体験だったメンバーもいる中で、日々「RBTまうん」と名づけたオリジナルロボットの製作に奮闘しています。
首都大学東京システムデザイン学科の武居直行教授および学生の皆様にご指導を賜りながら、少しずつ現在の形まで出来上がってきています。 

「まうん」はメンバーの一人が作った、壁にそってチョコチョコと動き回る「ねずみ型ロボット」からヒントを得てできた、障害物をよけながら机上を走行する自律型のロボットです。ロボット本体は、様々なパーツを自分達で選び、組み合わせて作り上げたもの。そこに、大学生も使用している「Arduino」というマイコンを載せてプログラムを組んでいます。途中、プログラムが難しくてなかなか研究が進まなかったり、どうしても旋回してくれずに、タイヤの種類や位置、数をいろいろ変えてみたりという所がかなり大変でした。それらを乗り越えて11月の山脇祭までには2階建ての本体が完成し、プログラムも「OOcm以内に障害物があったら左に回る」「前方に床が無ければ後退して旋回する」という所まで組むことができました。ただし、山脇祭本番では、直前まで元気に走っていた「まうん」がまさかのフリーズを起こしてしまい、たくさん集まっていただいたお客様方にお披露目することはできませんでした。「まうん」はたくさんの線でつながって回路が組まれており、その1つでも不調があると、とたんに動かなくなってしまうのです。
山脇祭後は、動作を改良するとともに、楽譜をプログラミングして、軽快な音楽を奏でながら走らせています。3月の発表会に向けて、残りの研究時間も少なくなりました。最後まで楽しく、そして満足のいく作品ができるように頑張ります。

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