今夏、武蔵学園が開催するREDプログラムのサマーセッションに本校生徒13名が参加しました。

山脇は女子校ですが、武蔵高等学校中学校の男子生徒と一緒に本校生徒が活動するというスペシャルな機会となりました。

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REDプログラムは、自ら調べた事実に基づいた思考を、ディスカッションによって深め発展させていく、武蔵学園の「三理想」 を実践する英語イマージョンプログラムです。そのテーマは科学。参加者は、世界共通の知の体系である科学を、共通言語である英語で学ぶことを通じ て、地球人としての知性と教養を身につけることを目指します。物理、生物、化学、医学、地球科学などの様々な分野、さらに、科学者の伝記や科学技術が社会に与える影響などについて、アクティブラーニングで英語を使って学びます。

今夏は、8月17日から29日まで、GⅡ、GⅢの2つのプログラムに分かれて開催されました。

GⅢでは慶應義塾大学先端生命科学研究所の堀川先生のもと、武蔵学園江古田キャンパス内でクマムシを探し、観察し、極限環境でも死なないその生命の不思議を調べたり、国立研究開発法人水産研究・教育機構の桑田先生のもと、武蔵学園構内を流れる濯川でプランクトンを採集、観察し、その遺伝子をデータベースで探索し、海中の植物プランクトン、特に珪藻がもつ役割やその進化について学びました。
GⅡでは、マイクロプラスチックが環境に及ぼす影響を学ぶ目的で、東京近郊の海岸でマイクロプラスチック採取を行ったり、東海大学海洋科学博物館(静岡)において、深海魚の解剖を行い、胃の内容物を調査しました。

 

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これらはすべて4名ほどの小グループで行い、グループに1名、海外からの留学生TAが入り、英語で活動します。そして最終日には、研究の成果を英語で発表しました。山脇の女子生徒が、男子生徒の中で勢いよく発表を行っているのが印象的でした。

コロナウイルスの世界的流行でこうした活動が制約されていますが、グループを小さくする、宿泊しないで通いで行うなどの配慮をして、今回のプログラムを実現させました。留学や語学研修が次々と中止されている今、このようなプログラムは大変貴重です。武蔵・山脇両学園の思いが実現して今回のプログラムの実施となりました。

 

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