1日目は佐伯先生による星砂講義と清藤先生の干潟についての授業、またWRO(世界の子供たちを対象にしたロボットコンテスト)世界6位の受賞経験を持つ卒業生の別所晏柚さんのプレゼンテーションがありました。

星砂講義では一口に星砂と言ってもホシズナとタイヨウノスナの2種類があること、それらが見た目・呼び方・生息の仕方においても全然違うこと、私達が3月に行く西表島にある星砂海岸の星砂はどこから来ているのかの定説とそれに対する疑問について学び、その後それらを踏まえた上でホシズナとタイヨウノスナの解析作業を行いました。

根気のいる作業で一つ一つ丁寧に解析することに苦戦する人が多かったですが、次第に解析のスピードが上がっていって最終的にクラスで2000前後のサンプルの解析を行うことが出来ました。

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別所さんのプレゼンテーションは科学に興味を持つ私たちに向けたもので、研究活動をすることのやりがいや楽しさについて語られたものでした。

大学では好きなことを集中して学べること、逆に言えばそれに専念することになるから、本当に学びたいことを見つけるために今色々なことにトライすることが大事だということ、そして、研究ではこれまでの常識を疑うことも大切だと教えていただきました。ユーモアを混じえて楽しくプレゼンしていただきましたが、その言葉の一つ一つに経験したからこその説得力があり、なるほどと思うことがたくさんありました。

昼食を食べた後は翌日に行く三番瀬の事前学習として「干潟ってなんだろう」ということを途中隣の人と話し合いながら学びました。意外と知らなかった干潟のことについて少し詳しくなり、翌日の校外学習で見たいもの、知りたいことがより鮮明になりました。西表島と三番瀬の事前学習と卒業生からのメッセージで充実した1日になりました。

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