中学3年生が、福岡管区気象台と結んだZoomによる出前授業に続き、長崎熊本研修の事前学習として、神奈川県総合防災センターを訪問しました。
前回の出前授業では地震・火山のテーマでお話を伺いましたが、今回は災害全般の知識を深めるとともに、防災意識を高めることが大きな目的です。

まず職員の方から、施設の概要や災害についてのお話を伺いました。

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消防職員は、県民1000人に1人の割合とのこと。自助・共助・公助の重要性を伺いました。

屋外には消防の訓練施設もあります。

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こちらは水没した車からの救助訓練のための施設です。
車が水没すると、水圧でドアが開かないとのことでした。

こちらは神奈川県がもつ防災備蓄庫です。

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昨年の7月に起きた熱海での水害時にも、こちらの備蓄庫からブルーシートなどが運び出されたとのことです。

この後は災害の威力を肌で感じるため、災害体験を行いました。
まずは、地震体験です。

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東日本大震災時の、東北のある地点での揺れが再現されています。
震度7では立っていられませんでした。1分半の体験でしたが、実際は約6分続いたとのお話に、生徒からは驚きの声があがっていました。

続いては、強風体験です。

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風速30mを体験。手すりをつかみながら立っているのがやっとです。
この体験では正面からのみの風でしたが、実際はあらゆる方向から強風が吹き付けるので、風速26mで人は吹き飛ばされてしまうとのことです。
体験後はみんな髪に毛が大変なことに・・・

残った時間で展示を自由に見学しました。

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災害そのものだけでなく、防災や災害が起きてしまった後の避難生活に関する展示もあり、勉強となることが多くありました。

屋外では、災害に備えて神奈川県内の消防職員の皆さんが、訓練をされていました。

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頼もしい限りです!しかし、まずは自助の意識を持つことが大事ですね。

明日からの総合学習の時間には、ここまでの学びを各班のテーマにそってまとめる作業を進めていき、一学期末には各班での発表を予定しています。
研修旅行がより実りのあるものとするために、学びを継続して参ります。

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研修終了後に。みんなよい笑顔です。

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