道徳の授業でおたがいを理解するということを考えるために「私はここにいる」という題材を扱いました。
車いすラグビーの倉橋香衣選手の話です。子供のころはみんなの前で声を出したり、意見を言ったりすることが苦手、自分に自信を持てなかった倉橋選手が車いすラグビーを通して、試合中に大きな声を出すことができるようになったという話です。
大きな声を出せるようになったのは、岸選手という選手の存在や、周りのチームのメンバーと練習中の声かけについて話したりと、自分の気持ちを表現することが得意ではない倉橋選手が自分の思っていることをだんだんと伝えることができるようになったから。
プレーの中で、自分の存在を見せる。自分がここにいるということを知らせようという思いが倉橋選手をさらに強くしているようです。
この内容から、
1. みんなの前で声を出したり、意見を言ったりすることが苦手な倉橋選手にとって、岸選手はどのような存在か
2. 自分について知ってもらい、相手のことも理解するには、どのようなことが必要か
を考えてもらいました。
倉橋選手や岸選手の行動面での意見がよく出ていました。しかし、もっと本質的な部分の意見が出てこなかったので、倉橋選手の性格や内面。岸選手がどんな人なのか。という話の流れにしたところ少し教科書に答えがあること以外の意見もでるようになってきました。
今回おたがいを理解するということなので、それは相手を「認める」ということが本質であるということ。
倉橋選手は周りから認められたから自信を持てるようになり話せるようになったのでは?というまとめになりました。
















