読売新聞社が主催する講演会に中3生OさんとMさんが参加しました。講師はUNHCR(国連高等難民弁務官事務所)元代表のダーク・ヘベカー氏、テーマは「UNHCRの役割と世界の難民問題について」です。

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講演も質疑応答もすべて英語、名だたる学校の帰国高校生が流暢な英語で質問する中、臆せず立ち上がり質問をするMさん。国内で生まれ育ったいわゆる「純ジャパ」ですが、環境問題などに関心を持ち将来は世界の人々の役に立つ活動をしたい、と熱心に英語を学んでいるそうです。引率した英語科の布村教頭も、きれいな英語だったと褒めていました。

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15年、20年後の彼女たちは、世界のどこでどんな活躍をしているのだろう、と私たちの夢も膨らみます。

来年の1月から3カ月間、中等部3年生のターム留学がいよいよ始まります。今回は希望者20名が、アメリカ西海岸のサンディエゴとアイルランドに分かれて向かいます。

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ネイティブの先生を含む英語科の先生方による手厚い説明会が開かれています。航空機の搭乗手続きや入国審査など、リアルなシミュレーションまで織り交ぜていますね。

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親元を離れて過ごす3カ月間、現地ではホームステイをしながら学校に通います。

準備は万端に、しかし少々の失敗は恐れずに、大いにチャレンジしてきてください。

 

12月18日(土)は前日に引き続き冷たい風が吹く寒い1日、それでも本校に足をお運びいただいたみなさまの熱気で、説明会場の講堂はポカポカでした。「初参加の方限定」とした今回の説明会、「申込予約がすぐに埋まってしまい、まだ一度も学校を見に行けていない」とお困りの小学6年生、さらに新型コロナの影響で各学校見学の機会にすら恵まれない小学5年生以下の人たちに、何とか報いようとした苦肉の策です。

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もはや本校の定番となった在校生による学校紹介、今回担当してくれたのは、11月末のアートフェスで活躍した「珈琲ブランディングプロジェクト」の主力メンバーです。つづくスペシャルイベントは、安居副校長と在校生のトークセッション。来場者からその場で頂いたご質問に歯切れよく答える彼らの姿の頼もしいこと。

269436684_1245395669289183_3921080292118325005_n説明会後は校内の自由見学です。校舎中央のラーニングコモンズには、これも定番となった「生徒に質問コーナー」。気軽に立ち寄って訊かれたことに、在校生が生徒の目線で率直にお答えする人気企画です。

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アンケートの自由記述で、「壇上でプレゼンをした生徒たちだけでない、受付や案内を担当した生徒を含めみんながしっかり自分の言葉で語っていた。積極的な姿勢が育っているのがよく分かった」というお言葉をお寄せいただきました。すぐに生徒たちにも共有して、互いに喜び合いました。

金曜日の探究ラボには、体育科の先生を中心に企画された運動系のテーマラボもあります。今回開かれたのは「パラスポーツ体験」、種目はゴールボールです。

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アイシェードをつけると光も含め全ての視覚情報が遮断されるため、投げられたボールの中で鳴る鈴の音を頼りに止めようとするのですが、これがすごく難しいのです。また、プロの試合ではボールのスピードが非常に速く、肋骨が折れることもあるそうです。見かけよりはるかにハードなスポーツだと、初めて知りました。

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自分たちが実際に体験することで、パラリンピックで活躍した日本代表選手たちのすごさをあらためて実感します。

本校の行事の中心となるものは「フェス(フェスティバル)」と呼ばれます。

例えば、クラスメート・ハウスメートの結束を高めるスポーツフェス、

日頃の成果の発表の場としてのアートフェス、STEAMフェス。

「フェス」は普段と違う仲間の顔を見る瞬間。

本校の行事は、生徒自らが深く関わりながら形作ることで、

企画力や創造性、感受性を養います。

 

学校行事

 

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ランチ改善ラボの取り組みの一つとして、試験的に来校してもらうキッチンカー、今日はアジア系エスニック弁当の出店です。午前中強めに降っていた雨も、うまい具合に上がりました。

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ルーロー飯(台湾の甘辛豚丼)を注文した女子生徒。車の装飾が木目調でいいですね。

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英語科スタッフのグスティ先生はサテライス(インドネシアのスパイシーな焼き鳥丼)、ふるさとの味がちょっとうれしそう。

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選ぶのに迷った私は、全部の具材が載ったアジアン弁当。初回の味見というにはボリューム満点、お腹の中で国際会議が開かれた気がします。

12月11日(土)に開催されたFLL(First Lego League Challenge)に、ドルトン中等部の生徒たちが初めて参加しました。世界110カ国から参加者を集める、レゴロボットを使ったとても大規模な大会です。

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メカ・ロボット・プログラミング好きな生徒たちが集まって、探究活動の一つとしてテーマラボFLLを結成し、準備をしてきました。結果は惜しくも予選敗退でしたが、回を重ねるごとに得点を伸ばしたことに手ごたえを感じ、また次回のチャレンジを誓い合う生徒たちでした。

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この晴れ晴れとした笑顔がいいですね。

この下の写真、何に見えますか?

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ガラスケースの中の建物の模型…そんな感じですよね。

実はこれ、中3のAくんが作った神社の模型なのですが、素材は何と手づくりのクッキーです。材料を案配して色を変え、型抜きして焼いたクッキーを組み立てて、精巧なな神社に仕上げました。白く砂糖のかかった部分は、溶け残った雪を表現しているようです。

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とくにすばらしいと感じるのは、Aくんがこれを家庭科や美術の課題として作ったのではなく、ただ「面白そうだ。やってみよう」という動機だけで手がけ、完成したこと。自分の興味・関心から発してとことん探究する、ドルトン東京学園が掲げる理想の学びの形だということです。

クッキーで神社を作ることが、何か教科の学習や大学受験に直接役に立つか、というとおそらく立たないと思います。しかし、彼が試行錯誤を重ねて作品の完成に至った過程には、たくさんの気づきや学びがあったはずです。そういう生徒が本校で学んでいるということに、私たちは幸せを感じます。

お昼時、校舎前にキッチンカーが登場しました。4時間目を終えた生徒たちが、物珍しさも手伝ってか長蛇の列を成しています。

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これまで当ブログでもご紹介した「ランチ改善ラボ」の取り組みの1つとして、当面は毎週月曜、ロコモコのキッチンカーに試験的に出店していただくことになりました。

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自分の順番が回って来て、ようやく買えた男子生徒にちょっと見せてもらいました。味付けやトッピングが色々あって、選ぶのもまた楽しみの一つですね。

毎週金曜の探究ラボの1つ、副校長特別ゼミの今回のゲスト講師は藤原遥人さん。開成高校在学中の現役高校生ながら、「中学生が勉強本来の面白さに気づく機会を作りたい」と、昨年10月にオンライン塾「寺子屋ISHZUE」を立ち上げた方です。

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「僕たちはなぜ勉強するのか」をテーマに、ドルトン東京学園の生徒たちと語り合います。

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南北が逆さになった世界地図を見ると、視野を広げ、固定観念を破り、自分の頭で考えることの大切さがわかってきます。

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生徒たちが自分の思いを自分なりに表現すると、その意を汲んだ藤原さんが的確に整理してフィードバックしてくれます。自分たちと近い世代の方とのセッションは、先輩のいない一期生にとって大人の研究者や学者から得られるものとはまた別の、とてもよい刺激になったようです。

寺子屋ISHIZUEの概要は、こちらのニュースサイト(PRTimes)記事でご覧いただけます→

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