本校生徒たちの書いた書評が、9月27日から産経新聞夕刊「ビブリオエッセー」に連続掲載されています。本日ご紹介するのは、中2男子Wくんによる「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」ハヤカワ文庫SF、の書評。SFの古典的作品ですね。

51-YvliNN4L._SX340_BO1,204,203,200_

映画「ブレードランナー」の原作としても有名ですが、映像美とアクションを前面に出す映画とは異なり、思弁的でややもすると難解な原作に真っ向から挑んだWくんの目は、人間性の底まで覗こうとするかのようです。

産経新聞夕刊の「ビブリオエッセー」は、Web版からお読みいただけます→

(オンライン個別相談のお知らせ)

10月17日(日)10:00~12:00、Zoomミーティングルームを使用して、10:00~12:00の間1組約15分程度、本校教職員が個別のご質問・ご相談にお答えします。(開始時間は00分、20分、40分です)

教育内容・学校生活・入試に関して…どんなことでもお気軽にご相談ください。

※参加申し込みの受付は、10月1日6:00~開始です。

同日17日(日)の10:00~、11:10~の2回、ライブ説明会+Q&A(オンライン・Zoomウェビナー)も開催しています。「どんな学校か、気軽に一通り話を聞いてみたい」という方は、ぜひそちらにご参加ください。

本校HPリンクの予約サイトの記載をよくご確認の上お申し込みください→

91725779_818394335322654_1121514642154192896_o

昨年に引き続き、生徒たちが文学国語の課題で書いた書評が、産経新聞夕刊「ビブリオエッセー」に掲載されています。

選出されたのは中2生(書いたのは中1の学年末でした)6名。選者の方からは、「送られた30作は秀作ぞろいで選ぶのが大変でした」とありがたいコメントをいただきました。

初めに登場したのは、Sさんによる「ノーゲーム・ノーライフ」MF文庫J KADOKAWAです。人気ファンタジー小説が彼女に与えてくれたものは何だったでしょうか?

産経新聞夕刊の「ビブリオエッセー」は、Web版からお読みいただけます→

9月25日の学校説明会は、DSC(Dalton Student Council、生徒会組織)広報班の企画・運営で開催しました。冒頭の荒木校長のメッセージと最後の入試説明パート以外は、司会進行からプレゼン・アクティビティの運営もすべて生徒が担当します。

もともとは学校会場で開催する予定がZoomを使ったオンライン開催に変更となり、それでも何とか学校のリアルを伝えたい、ライブ感を出したいと、開催ぎりぎりまでアイデアを出し合い準備を重ねてきました。

242720100_1190694198092664_6301318321198638076_n

部活動・同好会の生徒のインタビューやパフォーマンス動画を作ったり、

242557766_1190694128092671_8183334136531475740_n

視聴だけでなく参加もできるよう、ミニアサインメント体験を実施したり。

242529488_1190694278092656_6218464749606743676_n

スライドを使ってのプレゼンテーションは、ふだんの授業で経験を積んだ安定感が出ていましたね。

参加者にご協力いただいたアンケートでは、「生徒主催の説明会」にご賛同やお褒めの言葉を数多くいただきましたが、情報の内容や提供の仕方についてのきびしいご指摘も頂戴しました。次の10月10日の説明会も、DSC広報班が主催します。今回いただいたご意見を消化して、よりよい説明会をつくってくれると思います。

この7月まで2年間、ALT(英語補助教員)として本校に勤めてたPatty先生は、オーストラリアのご出身。JET(外国人教員派遣)プログラムの任期満了にともない、母国へと戻られました。フレンドリーで優しい人柄は、みんなから愛されていました。
242250185_1185429068619177_7398355909864348955_n
 今回は、1年英語スタンダード(初級)クラスの授業で、オンラインでゲスト参加をしていただきました。
厳格な隔離体制を敷いている現地では、まず入国地のシドニーで2週間の隔離生活を送り、それから彼女の地元に移ってまた隔離期間があるそうです。ほぼ軟禁状態のホテルの自室から見える景色やシドニーの天気、ホテルでの生活などについていろいろと話をしてもらいました。
生徒達は、自分が聞き取れた事柄をチャットに書き出し、それから知っている疑問詞・疑問形を使って質問をします。
242195334_1185429185285832_5495314989617006121_n
飛行機で9時間の距離を瞬時に越えて懐かしい先生の声を聞き、おたがいに笑顔を交わすことができました。

2022年度新たに設けた「思考・表現型入試」は、本校が昨年まで行ってきた3つの特色型入試(ユニークな個性や得意な分野を持つ受験生、ドルトンプランにもとづく本校の教育に高い適性を持つ受験生に向けた入試)を統合したものです。

出願要件は、下の4つのうち1つ以上に該当することです。

①文化的・社会的な活動やスポーツなど、とくに興味を持って取り組んできたことがある

②ドルトンスクールの在籍、またはドルトンプランに類する教育を受けた経験がある

③英語4技能において、CEFR・B1/英検2級程度の力がある

④考えること・表現することを楽しみ、正解のない問いにも粘り強く取り組むことができる

DSC_1321

2月2日午前の入学試験は作文と面接です。英作文と英語面接で受験することもできます。

身の周りのことや社会に興味関心を持ち、自分なりに考えたことを話し合ったり書いたりするのが好き、そんな人に受けてほしい入試です。

事前提出の「出願理由書」は、本校HP・入試情報から閲覧・ダウンロードができます→

9月19日(日)にオンラインで開催された起業ゼミのプレゼン大会では、参加生徒たちによるさまざまな事業アイデアが披露されました。

Z世代と企業のニーズをマッチさせるビジネス、環境保全に貢献するアプリの開発、

242266238_1187022171793200_4433925535471340975_n

コンビニの食品ロス解消のための仕組みづくり、V tuberの世界をより楽しむための翻訳ビジネスなど、生活者の困りごとや「あったらいいな」に着目したビジネスプランが、次々に登場します。

242383269_1187023141793103_2957029590843068815_n

ガイアックスのスタッフから投げかけられる鋭い質問にもひるむことなく、論点を自分なりに整理して答える姿は、とても大人びて見えます。今回のプランが評価されて事業化に向けた検証フェーズに進む生徒が2名、さらに将来性を見込まれてガイアックスでインターンシップをオファーされた生徒が3名誕生しました。

すでにリアルタイムクーポンアプリ事業をスタートさせた中3生徒は、今日21日(火)17:30~17:50の時間帯で、テレビ朝日の報道番組「スーパーJチャンネル」に登場します。起業ゼミの中身を知りたい方は、ぜひご覧ください。

 

㈱ガイアックス×ドルトン東京学園「起業ゼミ」の第1期・2期に参加した中等部3年のH君は、飲食店がすぐ簡単に発行できるリアルタイムクーポンアプリを考案し、ガイアックスのエンジニアからサポートを受けてこのサービスを事業化することができました。
242152049_1185516528610431_1105617074806493759_n
天候や社会情勢で客足が増えたり減ったりする飲食店、美味しいものをお得に楽しみたいお客の双方にとってプラスなだけでなく、食材のロスを減らしてSDGsにもつながる、というH君のビジネスプランは、まさにいま時代が求めるサービスとしていくつものメディアに取り上げられてきました。
今度はテレビ朝日の報道番組「スーパーJチャンネル」、9月21日(火)17:30~17:50の時間帯で、約7分程度の特集だそうです。
ぜひご覧ください。

前期(ドルトン東京学園は二期制です)終了を迎える9月、理科の授業はカフェテリアに場所を移して、前期授業の振り返りをもとに後期の学習計画を立てています。

241926449_1183487015480049_5887424485373864017_n

今年度の理科の授業は、分野別・難易度別に用意された実験アサインメント(学習課題)から生徒たちが自分で取り組むものを選び、学習計画を立てて進める、教員は異なる実験に取り組む生徒たちの間を回って適宜サポートをする、という形で行っています。

生徒からは、「自分で計画を立ててやりたいように進められるのが楽しい」「次の理科の時間が早く来ないかと、実験の続きが待ち遠しくなる」という声が、教員からは「生徒たちが自分の学びにより責任を持って取り組むようになった」「試行錯誤の中で自ら課題を見つける力が育っている」という声が聞こえてきます。

DSC_1740

前期の物理、化学、生物、地学各分野の学習履歴をグラフ化し、自分の学びを振り返りながら後期の学習目標・学習計画を立てるようすに、本校がめざすActive Learner(自律的な学習者)の成長を感じます。

DSC_1745

ところで、学校説明会や個別相談で「ドルトンプランとは」とご説明をする際に、難しいと感じることがよくあります。

「教育メソッド(手法)」というと、「何か確立された学習プログラムがあって、それに則って生徒を教育し、めざすゴールに到達させる」イメージで受け取られがちです。乱暴な例えですが、数字を入れれば解が導き出される方程式、のような。

ドルトンプランの理念は「学習者中心」。生徒一人ひとりに最適な学びの環境を整えることが学校と教員の役割という考えですから、用いる手法や生徒に対するアプローチも一律でよいはずがありません。多様な個性を持つ生徒たちに対するには、柔軟かつ臨機応変な対応が求められます。生徒によってめざすゴールやそこに至るまでの道筋・ペースは当然異なるため、「本校の〇〇プログラムで、卒業時に生徒はこうなります」というモデルを示すこともはばかられます。

とくに本校の真骨頂である(と私は思うのですが)、知的好奇心・積極性・自らを信じてチャレンジする力・他者を受け入れ協働する力といったNon Cognitive Skills(非認知能力=数値化することが難しい資質・能力)を伸ばす教育をご理解いただくには、言葉を重ねて説明するよりも百聞は一見に如かず、生徒を見ていただくに限ります。

今年の学校説明会では、在校生による学校紹介が毎回ご好評をいただいています。自ら手を挙げてくれた生徒たちに依頼しているため、必ずしも弁舌爽やかなプレゼンターばかりではないものの(それでも一般的な中学生の水準は軽く越えています)、そこがまた「いろいろなタイプの生徒が伸び伸びと過ごしているようすがわかる」と好感触のようです。

9月25日と10月10日の説明会は、DSC(いわゆる生徒会)広報班に企画と運営を任せて準備を進めています。どうぞお楽しみに。

 

 

9月11日に新渡戸文化学園で開催された「VIVITA ROBOCON in NITOBE」に、中3生男子(会場では「アッシー」と名乗っていました)が参戦しました。

VIVIWARE Cellを活用してロボットを自作し、これを操作して競技場に配置された球を集めて得点を競う、という何ともワクワクする競技です。

VIVITAROBOCON2

アッシーくんが制作したのは巨大なクレーンを備えたロボット。VIVITA ROBOCON史上最大のマシーンの登場に、場内がどよめきます。

VIVITAROBOCON3

他の出場ロボットたちが、障害物を避けたり退かしたりして球を集めるのに対し、長いアームを倒して障害物越しに球を吸い上げる、という全く異なるコンセプトです。とにかく豪快です!

VIVITAROBOCON4

そのユニークな発想と、それをロボット制作に結びつけた高い技術力が評価され、審査員から「テクノロジー賞」をいただきました。

「アームが重すぎて躯体がゆがみ、前夜までスムースだった操作が本番では十分にできなかった。設計や強度の面でいくつかの課題を見つけることができた。」とは、大会後のアッシーくんの弁。この先またどんなチャレンジをしてくれるか、楽しみにしています。

大会の記録動画はこちらからご覧になれます→ (アッシーくんの登場は2:40:00あたりからです)

ページ
TOP