本校で毎年中学と高校の両方で実施されている海外語学研修が7月23日から8月7日までオーストラリアのブリスベン及びシドニーで行われた。中学生は本校と姉妹校関係にある私立学校リバーマウントカレッジに、高校生は同じく私立学校であるグローブスクリスチャンカレッジを訪問した。初日は成田空港をたくさんの保護者の方々に見送られながら、期待を胸に日本を出発した。直行便にてブリスベンに到着後、市内を観光し、それぞれの研修校へと移動した。学校ではホストファミリーたちと対面した。直前は緊張した表情も見受けられたが、温かく迎えられすぐに笑顔が見られた。研修校では英語の授業の他にも、異文化理解の一環としてオーストラリア先住民のアボリジニーの文化について学ぶ機会もあった。多民族国家といわれるオーストラリアではあるが、先住民の文化について理解し、尊重し合うということを重んじている。生徒たちは実際に先住民が使用しているブーメランや楽器などに触れ、その伝統的な技術の素晴らしさを感じることができた。

また、校外学習としてカランビン動物保護園を訪れ、コアラとの記念撮影やカンガルーの餌やりなど他にもオーストラリア固有の動物たちと触れ合うことができた。

それ以外にも学校での授業の中で、中学生は小学生との交流会を設け、折り紙やけん玉、クイズなどで日本の文化を紹介した。高校生はブリスベン市内にある「クイーンズランド大学」を訪問し、「オーストラリアの生物多様性」についての講義を受け、また大学に留学している日本人学生にキャンパスを案内してもらいながら、「大学留学」というものはどういうものなのか体験についてきくことができた。

2週間の学校生活の感謝を込めて、最終日にはセレモニーにて日本の伝統文化として「ソーラン節」を披露、また日本語での合唱も披露した。リバーマウントカレッジでは「ソーラン節」は有名で、発表時に一緒に踊る現地の方々が増えている。

ホストファミリーと感謝と涙のお別れをした後、国内最大都市シドニーへと移動した。シドニー滞在初日は有名な観光地である「オペラハウス」「ミセスマッコーリー岬」「シドニー大学」を訪問し、それぞれ写真撮影等を行った。二日目は市内中心部を班別自主行動し、英語を使って自分たちだけで、観光やショッピングなどを楽しんだ。

 長いようで短い研修であったが、はじめは英語に慣れなくて困っていた生徒も、終盤には

「日本に帰りたくない」などオーストラリアを去ることを惜しむ生徒も多かった。研修は終わりだが、この研修の終わりが新たなスタートとなり、生徒たちの今後の人生の中でさらに世界を広げてくれることを期待したい。

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