皆さん、こんにちは。
本日は、3月2日(日)に行われた高校の卒業証書授与式の様子をお伝えします。
当日は春らしい暖かな日差しが降り注ぐ、絶好の卒業式日和。
今年度は480名の生徒が晴れてこの日を迎えることができました。
会場は学校に併設されている大学の生物資源科学部の体育館。
ご来場いただいた多くの保護者や来賓の方々に見守られるなか、卒業生が入場しました。
在校生の吹奏楽部による演奏も式典に花を添えました。
式典が始まり、国歌斉唱に続いて各クラスの代表生徒への卒業証書授与が行われました。
名前が呼ばれると、卒業生たちは緊張しながらも凜々しい表情で証書を受け取り、三年間の重みを噛みしめているようでした。
未だ新型コロナウイルスの影響が色濃く残るなか始まった高校生活。
様々な制限があるなかでも、前向きに工夫を重ねて校外学習や合唱コンクールなどの行事に取り組みました。
コロナウイルスが5類に移行した2年生からは、北海道への修学旅行や体育祭も目一杯楽しめるようになりました。
最高学年となった3年生の文化祭では待望の模擬店が復活し、どのクラスも創意工夫を凝らして魅力的な企画を作り上げました。自分自身と真剣に向き合い、将来の進路を選択、決定したのもこの時期でした。どの生徒も高校生活での経験を通じて、非常に頼もしい姿に成長してくれました。
各賞受賞者の表彰や校長式辞、校歌の斉唱を経て厳粛な雰囲気のまま閉式となり、卒業生たちは各クラスへ。
教室では、担任から生徒一人ひとりへの卒業証書の授与や三年間を振り返ってのスピーチなどが行われました。
最後のHRが終わり、いよいよ解散。とはいかず、そこから友だちや先生との写真撮影タイム。
教室の黒板や書道部の生徒が揮毫してくれた立て看板を背に写真を撮り合い、慣れ親しんだ学び舎で思い思いの時間を過ごしていました。
友だちがたくさんできたぶん、別れを惜しむ時間もたくさん必要でした。
今年度の卒業生は、日本大学の付属推薦に関わる基礎学力到達度テストにおいて、全国の付属校で理系1位という素晴らしい結果を残し、その後の推薦・一般入試でも国公立大学や難関私立大学に多くの生徒が合格してくれました。部活動においても、水泳やサッカーで日本代表に選出され、世界を舞台に活躍した生徒もいました。各々が自身の目標を実現するために日々精進し、充実した三年間を送ってくれたと思います。
卒業生の答辞の中にあった
「私はコーラス部に所属していたのですが、三年間、合唱を愛する仲間と共に歌えたことが本当に嬉しかったです。尽きることのない、数多くの思い出があります。日藤コーラス部としてできることは何か、真剣に向き合ったこの三年間は私にとって一生の宝となりました。また、どの部活動も熱心に努力を重ねたことで、多くの仲間が大会等で優秀な成績を収めました。幅広い分野で活躍する仲間の姿に、私はいつも憧れ、勇気づけられてきました。」
という言葉は、互いに切磋琢磨してきた学友との絆を感じさせるものでした。
日大藤沢で培った経験を活かして、これから先も卒業生一人ひとりが輝いてくれることを教職員一同願っています。