皆さんこんにちは。校長の山内日出夫です。
校長としての私の感想や考えを「山内校長の【和顔愛語】(わげんあいご)」。

学校のこと、生徒たちのこと、世の中のことなどを織り交ぜながら、皆さんと何かを共有できればと思います。どうかよろしくお願いします。今回は、「ロンドン大学SOAS校」と題してお伝えします。

 

 

先ごろ、私の郷里の偉人「野口英世」の名を冠した「野口英世アフリカ賞」の受賞式が開かれました。
第二回目となる受賞者の一人は、ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院学長ピーター・ビオット博士でした。
受賞式は、日本で主催される5年に一度のアフリカの首脳級が集まる「アフリカ開発会議」(TICAD) の開催に合わせて行われています。今回は6月1日に開かれた第五回「アフリカ開発会議」(TICAD)の席上でした。

「野口英世アフリカ賞」の目的は、アフリカに関する医学研究及び医療活動を顕彰することにより、アフリカでの感染症の疾病対策の推進、もって人類の繁栄と世界の平和に貢献することとしています。
受賞対象者は、アフリカでの感染症等の疾病対策のため、アフリカの医学研究分野または医療活動分野において顕著な功績を遂げた人々です。
特に医療活動については、受賞理由となる功績がアフリカで実践された、またはその活動基盤をアフリカにおく等、その功績がアフリカに住む人々の保健と福祉の向上に貢献した者であることとされています。
この賞が奇しくも、ロンドン大学の一角を占める責任者に称されることを知ったときは、何か大きな「縁」に導かれている思いが致しました。
なぜなら、ロンドン大学SOAS校と提携するために渡英の準備をしていた矢先のニュースだったからです。

本校の設立理念は「国際社会で平和に貢献できうる人材育成」であり、その為に、「英語の佼成」、「留学の佼成」を旗印のひとつにしています。
このことを受けて本校の国際交流部では、以前より推進している「五カ年計画」に、生徒たちの進学先として外国の大学の選択、提携があり、相手先を検討していました。

その提携先の候補のひとつにアジア・アフリカ研究で群を抜いているロンドン大学SOAS校があり、グラハム・デーヴィス学部長の本校訪問の実現となりました。
アジア各国の提携先である各大学を廻り、日本でも関西、関東にある提携先大学との話をつめ終えた帰国寸前の2012年10月22日に本校を訪れたのです。
ひと仕事を終えた気楽さが、彼からは伺われ、とても気さくな人間性が伝わる方でした。
話が弾み、場所を移しての食事会の席上では、双方の家庭のことまでも話題にできる10年来の知人のごとくとなり、とんとん拍子に提携話がまとまったのです。

その後、メールで何回となくやり取りを繰り返し、調印の合意が整い、先に本校訪問を頂いたグラハム・デーヴィス学部長への返礼を含め、今度は私の訪問となりました。提携調印式では、『第二回「野口英世アフリカ賞」』を記念して発売された切手を、学長とグラハム・デーヴィス学部長等々へ記念にプレゼントを致しました。
将来、ロンドン大学SOAS校へ進んだ本校の生徒たちは、アジア・アフリカの地と日本との架け橋になることでしょう。

Lunch Meeting

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