ハーバード武田悠作(19期)さんは本校を卒業後、アメリカのリベラルアーツ系大学のトップ校であるウェズリアン大学(Wesleyan University)にフリーマン奨学金により日本からただ一人の全学費免除の特待生として進学されました。ウェズリアン大学では、 学年で30名のみ選抜される社会科学部に進学され優等(honors) で卒業後、一橋大学大学院国際企業戦略研究科で野中郁次郎名誉教授の右腕として経営学を研究されました。今回、ハーバード大学経営大学院(Harvard Business School)の博士課程に、日本人として31年ぶりに合格し進学されることになりました。今年、ハーバード大学経営大学院の博士課程合格者は、8学科合計での合格者数は35名でした。 合格率は3.8%で、ハーバード大学内の学部・大学院などを含めた、あらゆる入試で最も低い数字でした。特に、武田さんが進学する経営管理(Management)専攻の合格は、本年度入試の合格者が全世界で1名のみという快挙でした。武田さんは、ハーバード大学の経営学修士(MBA)やその他プログラムで教鞭を執ることになっているということで、ハーバード大学大学院の学生でもあり教員でもあります。
また留学に際し、船井情報科学財団から海外大学院留学最高峰と言われる船井海外奨学金を受賞し、去る4月23日に京都大学での授賞式に出席されました。船井海外奨学金受賞者は、全国で毎年10人前後が受賞します。今年の受賞者は12人で、経営学分野(経営大学院)では史上初になります。
また武田さんは昨年11月19日、ウェズリアン大学日本人卒業生を代表して、 キャロラインケネディー米国大使に大使館での夕食会に招待され、また8月1日の米国大使館主催の留学説明会にゲストスピーカーとして招待されるなど、本校卒業生として、「めざすなら高い嶺」の志を持ち続け、グローバルな活躍をしてくれています。
北海道の静内町出身の武田さんが、北嶺で学び、今ではハーバード大学大学院まで進んでいます。後輩達には、そんな先輩を誇りに思い、先輩に負けないよう、さらに「高い嶺」をめざしてもらいたいと思います。

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