04 10月31日(木)から11月4日(月)、本校の秋休みを利用して「Sプロジェクト」の最終研修であるアメリカのNASAサイエンスツアーへ行ってきました。中学3年生から高校2年生の希望者15名が参加する3泊5日の旅でした。
ワシントン市ではスミソニアン航空宇宙博物館の本館と新館の両方を見学してきました。どちらも広大な建物内の空間に所狭しと飛行機やロケットが展示されており、特にスペースシャトルの「ディスカバリー号」や第2次世界大戦で日本に原爆を落とした「エノラゲイ」、初めて空を飛んだライト兄弟の「ライトフライヤー号」、初めて大西洋(ニューヨーク・パリ間)無着陸飛行に成功した「スピリットオブセントルイス」、そしてアポロ計画で使われた様々なものまで、全て本物が並んでおり、生徒たちは一つ一つに歓声を上げ、目を輝かせながらカメラのシャッターを切っていました。その後、ワシントンの市内を観光しましたが、「リンカーン記念堂」、「ホワイトハウス」、「国会議事堂」など教科書やニュースでもよく見る本物の建物を目の前に生徒たちは感激していました。

続いて空路にて今回のメインであるフロリダのオーランド市にある「NASAケネディ宇宙センター」へと向かいました。気温が30度近くにもなる快晴の中、NASAが宇宙へと挑戦していく過程が手に取るようにわかる貴重な経験をすることができました。アメリカ初の有人ロケットから始まり、アポロ計画での月面着陸、そしてスペースシャトルや宇宙ステーションに至るまでの詳細な資料や展示物に圧倒されるばかりでした。バスツアーでは何度もテレビで見たNASAのロケット発射台や発車前のロケット組立場等も見ることができました。

今回のツアーで生徒たちは、人類の空へ、そして宇宙へのあくなき冒険心と、幾度もの失敗をチャレンジ精神で乗り越えてきた歴史を、存分に体感することができました。生徒達にはこの貴重な体験を、今後の人生の糧としていってくれることを期待しています。

ページ
TOP