03 2月15日に(土)の午後から高校1年生と2年生を対象とした、サイエンスプロジェクト講演会を行いました。隕石を用いて太陽系の起源と進化を研究されている北海道大学理学院教授の圦本(ゆりもと)尚義先生から、ご自身の研究内容について分かりやすく、そして一人一人の質問に丁寧にお答えいただきました。6,600万年前に恐竜を滅ぼしたとされる隕石の質問では、どのようにして隕石の落下場所や大きさが明らかになったのか、また隕石に含まれていたイリジウムという元素について、研究の経緯を含めて説明していただきました。隕石の衝突によってイリジウムが大量に堆積した地層は、北海道からも発見されており生徒達は大変驚いていました。また圦本先生が開発した同位体顕微鏡についても、その原理や応用例を見せていただき、実際に「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルの分析結果も教えていただきました。さらに研究者として「なぜ」を考える姿勢、そして楽しみながら学ぶことの大切さも教えて頂き、研究者を目指している生徒にとって大変参考になったと思います。圦本先生にはお忙しい中、半年前から日程を調整して今回来校して頂きました。大変感謝申し上げます。次回のサイエンスプロジェクトの講演会は3月9日(月)に在校生全員を対象に「はやぶさ2 地球へ ~リュウグウでの500日を終えて~」という演題で行う予定です。

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