10911月18(金)に、北嶺伝統行事である第37回校技柔道大会本戦が3年ぶりに行われました。開会式では、高校2年生の柔道部主将の岸田蒼一朗君が力強い選手宣誓を行いました。
今年度は2年生から5年生による個人戦のみの大会となり、前の週に行われた予選を勝ち上がった生徒によるベスト8の戦いが行われました。大会では、高い技術はもちろんのこと柔道の精神である「精力善用」「自他共栄」が随所に現れた質の高い柔道が見られました。多くの保護者の皆様に、応援に駆けつけていただきたくさんのご声援をいただきました。また審判などで札幌柔道連盟や高体連、中体連柔道専門部の先生方にご協力いただきました。本当にありがとうございました。

02 (1)11月12日(土)に量子科学技術研究開発機構・放射線医学研究所所長で福島県立医科大学の副学長等を歴任されている山下俊一先生にお越し頂き、メディカルスクール講演会を実施しました。現在国を挙げて取り組んでいる「ムーンショット目標」のように、何事も高い目標を掲げて着実に実践することの大切さをお話し頂きました。また、医師を目指すためには、学生時代に多くの失敗を経験しそれを糧にすることや、自らの犠牲と他利へのバランスを保つことができる人間性を身に付けてほしいというメッセージも頂きました。これらは本校が掲げる校訓である「目指すなら高い嶺」や校技として取り組んでいる柔道での「精力善用 自他共栄」に通じるお話しで、生徒たちは改めて北嶺での学校生活にしっかり取り組んでいこうと決意を新たにしていました。さらに、先生が学生の頃には考えられなかったMRIやCTの技術が現在では一般に使われており、数十年後には今では考えられないような技術が現れるため、自然現象に興味と挑戦心を持って努力を継続してほしいとのお言葉も頂きました。
今回の講演会は生徒たちにとって、将来臨床医や研究医として活躍するための大きなモチベーションとなり、大変素晴らしい時間を過ごすことができました。山下先生には大変お忙しい中お越しいただき、心より感謝申し上げます。

506

本校伝統の校技大会である第37回校技柔道大会予選が11月7日(月)から11日(金)に本校柔道場で開催されました。今年度の柔道大会では、1年生は1人1試合寝技のみでの大会でしたが、2年生から5年生は3年ぶりにトーナメント方式による大会実施となりました。生徒たちは授業で取り組んできた成果を発揮し、各学年熱戦を繰り広げていました。この予選でベスト8に勝ち上がった生徒は11月18日(金)に本校1F体育館で行われる柔道大会本戦に出場します。こちらも是非観戦に来ていただけたらと思います。

01

10月30日(日)~11月3日(木)までの5日間に、秋休みの期間を利用してNASAサイエンスツアーを実施しました。参加した生徒は、3年生~5年生の希望者22名でした。このツアーは、新型コロナの影響で実に3年ぶりの実施となり、参加を希望していたにも関わらず長い間行きたい気持ちを我慢していた生徒もいました。やっと希望を叶えることができ大変嬉しく思います。
本ツアーの目玉は、アメリカワシントンにある、スミソニアン航空宇宙博物館と、オーランドにあるNASAケネディ宇宙センターに実際に足を運び、本物を自分の目で見て感じてくるところにあります。参加した生徒の中には将来、航空機のパイロットや、宇宙飛行士を目指したいと考えている生徒もおり、将来の夢を深めるまたとない機会になりました。
現地研修1日目は、ワシントンのリンカーンメモリアル、国会議事堂、ワシントン記念塔、ホワイトハウスなどを周遊し、ワシントン市街の美しい街並みを堪能しました。その後郊外のスミソニアン航空宇宙博物館別館(ウドバーハジーセンター)に移動しました。ここでは、スペースシャトルディスカバリー号をはじめとして、超音速偵察機SR-71、コンコルド、B29エノラゲイなど数えきれないほどの航空機等が今すぐにでも飛べる状態に整備された姿で展示してあるとの事でした。現地のガイドの案内を真剣に聞きながら、スペースシャトルの機体に残された焦げ跡や、エノラゲイと広島の話に思いを馳せていました。
研修2日目は、いよいよNASAケネディ宇宙センターの見学です。幸運なことに、この日11月2日(水)現地時間の9:40に本物のロケットの打ち上げスケジュールが重なり、打ち上げを現地で見ることができました。この日に打ち上げられたロケットは、スペースX社の、ファルコンヘビーというロケットで、2018年の打ち上げでは、E.マスクがテスラ・ロードスターを打ち上げたことでも有名です。静止軌道に衛星を上げるための大型なロケットで、サイドブースター打ち上げ後に地上に帰ってきて再利用されるという特徴もあります。打ち上げ時刻は霧が多くかかってはいましたが、上空でエンジンを燃焼させながら上昇するロケットと、その迫力ある破裂音を肌で感じ、2機のサイドブースターから発せられたソニックブームも聞くことができました。会場は熱気に包まれ、生徒たちも大興奮でした。その後、ガイドさんの案内で体験型のアトラクションに参加したり、スペースシャトルアトランティス号の勇姿を堪能したり、アポロ計画に関わる月の石に触れたり、月着陸船ルーナモジュールを間近で見たり、サターンⅤロケットのあまりにも大きすぎる機体に驚愕したりと、驚きの体験の連続でした。写真や映像では味わえない本物が、確かにそこにあり、生徒たちにとって、かけがえのない思い出となったことと思います。今回のサイエンスツアーの実施に関わり、たくさんの方々にご協力頂きましたことに、改めて感謝申し上げます。

02

10月31日(月)~11月1日(火)、高校1年生が東京の大学見学ツアーに行ってきました。1日目は東京大学の本郷キャンパスの見学を行いました。本校OBが班ごとにキャンパス内を案内してくれました。中には友人を連れてきてくれた先輩もおり、学内の様子や進路振り分けなど大学生活について現役の大学生から聞ける貴重な機会になりました。
夜は座談会が開催され、現役の学生だけでなく、すでに社会に出ている先輩方も含め、総勢80名の卒業生が参加してくれました。2期生の石渡嶺司氏をはじめ、各界で活躍している先輩方との座談会は生徒にとって大変刺激的な経験になりました。実際にこのツアーで一番心に残ったものとして、座談会をあげている生徒がほとんどでした。
2日目は東大の駒場キャンパスと慶應義塾大学の三田キャンパスとに分かれて見学しました。慶應では本校父母の会会長の八木様のご紹介で、法学部の駒村教授にお力添えを頂きました。駒村教授と駒村ゼミのゼミ生に慶應での生活についてお話を頂き、その後はキャンパス内を案内していただきました。各国の研究者が様々な協働作業を行うGラボと呼ばれる施設や、現在は慶應義塾の歴史や伝統を展示している図書館旧館など、貴重な体験を共有させていただきました。
慶應、駒場に行ったのち、早稲田大学で合流し、昼食と自由見学を行いました。キャンパスだけでなく、早大生が実際に生活している街並みも見て回ることができました。
今回のツアーで、生徒たちは自身の将来についてたくさんのことを見聞し、考えることができました。今回の経験を、日々の学習の原動力に変えていってくれることを願っています。

02 10月22日(土)、北嶺中・高等学校の参観授業が実施されました。5月に行われた第1回目の参観授業と同様、保護者の皆様の来校時間を短縮するため、参観授業を2時間目に設定し生徒の登校も1時間遅らせての実施といたしました。やや肌寒い秋の天候でしたが396組500名を超える保護者の皆様にご来校いただき感謝申し上げます。ありがとうございました。
2時間目の参観授業に続き、学年懇談が行われ、それぞれで生徒達の近況や学習状況、そして今後の取り組み等についての説明をさせていただきました。特に高校1・2年生は、来年3月のボストン・ニューヨークへの修学旅行について実施に向けた現在の状況を校長が説明しました。
学年懇談終了後は、青雲寮保護者全体会が行われ、校長から青雲寮の現状が報告されました。また、寮生保護者の皆様には寮の食堂で昼食をとっていただき、寮生保護者の学年別懇談会が行われました。学習面以外にもご子息の寮での生活の様子等もお伝えいたしました。各種催しに熱心にご参加いただき、誠にありがとうございました。

01 (1)  2022年10月15日(土)、今年度2回目の北嶺中学校オープンスクールを開催しました。北嶺の教育活動を知っていただくため、「学校説明会/青雲寮説明会」・「北嶺の先生による入試アドバイス講座」・「青雲寮案内」・「校舎案内」・「授業見学(公開授業)」・「ランチ(青雲寮食堂での昼食)」・「個別相談会」の7つのプログラムを実施しました。
学校説明会では谷地田校長より、2023年度北嶺中学校入学試験をはじめ、青雲寮コース、本校の大学入試の合格結果、本校が近年力を入れている「8つの探求型プロジェクト」を紹介しました。
入試アドバイス講座では、北嶺の数学科・理科の先生が北嶺中学校入学試験の過去問を織り交ぜながら、入試に向けてのアドバイスを送りました。講座は満員となり、入試に向けて熱心に取り組む児童の姿が見られました。
公開授業では、中学1・2年生の授業および、国連職員の山口さん(本校8期生OB)が指導するオンラインを通じた「国連コース(グローバルプロジェクト)」のプレゼンテーションの様子をご覧いただきました。どの授業も参加者で満席となり、本校の授業の様子を知っていただくことができました。
青雲寮案内・校舎案内では、寮生自治委員が参加者の皆様に青雲寮・校舎施設を紹介しました。案内終了後は、多くの個別の質問をいただき、たいへん好評をいただきました。
今年度はこれまでに、オープンスクール・個別学校見学会あわせて、過去最高の600組を超えるご家族の皆様が本校に見学にいらしています。お忙しい中、本校まで足をお運びいただいたこと大変感謝申し上げます。今年度のオープンスクールは終了となりますが、引き続き「個別学校見学会」を受け付けています。本校を改めてご見学されたい場合は、学校HPにあります申し込みサイトからお申し込みください。

01 2022年10月14日(金)、昨年度から始まりましたHOKKAIDOプロジェクトの一環として、中学2年生が昭和新山とウポポイ(民族共生象徴空間)に行ってきました。
昭和新山では洞爺湖有珠火山マイスターの方々の案内で、一般の方が立ち入ることができない第四火口まで特別に見せていただきました。地面の温かさを感じ、この山がまだ生きて活動していることを実感することができました。
戦中の昭和18年から20年にかけて有珠山が噴火をし、何もない畑が隆起して昭和新山となりました。当時、壮瞥郵便局長であった三松正夫さんは「噴火は地球の内部を探る最大のチャンス」の教えに従い、寝食を忘れ、創意工夫を重ねて、この噴火活動の一部始終を調査し記録をしました。その記録こそが三松さんの名前が付いた、世界に有名な新山成長記録である「ミマツダイヤグラム」です。その後、三松正夫さんは、全財産をはたいて昭和新山生成地をすべて買い取り、その保護に努めました。今回、「ミマツダイヤグラム」の原図だけでなく、記録や写真、スケッチなどが多数展示されている三松正夫記念館を訪問させていただきました。
また、2年前に開業したウポポイ(民族共生象徴空間)を訪問するにあたり、社会の授業を通して、北海道の歴史やアイヌ民族の歴史と文化について事前学習をしました。
国立アイヌ民族博物館では伝統的なアイヌ文化だけでなく、現代の多様なアイヌ文化を感じることができる展示を見学しました。アイヌの昔のチセ(家屋)も再現され、室内の見学もできました。また、伝統的な歌や踊り、楽器の演奏などを直接体感することもできました。このように直接北海道の雄大な自然や北海道独自の文化に触れることができる機会に恵まれ、座学だけではわからない多くのことを学ぶ研修となりました。

13 10月12日(水)、中学1年生が北海道開拓の村・北海道博物館に行ってきました。8月の知床探訪に続く2回目のHOKKAIDOプロジェクトでした。
午前中に訪れた北海道開拓の村では、広大な敷地に明治・北海道開拓時代の建物が再現されており、多くの歴史的建造物に触れる体験をしました。青空のもと班員と昼食をとり、限られた時間ではありましたが十分に北海道の歴史を堪能することができました。
また午後の北海道博物館では北海道の古代からの歴史について多くの展示物を見学しました。第1・2テーマで北海道の通史とアイヌ文化、第3~5テーマで北海道の自然・生活に関する展示がされていました。生徒は、博物館のパンフレットや授業で配布されたワークシートに沿って班ごとで見学したり、面白そうな展示について積極的に調べたりしていました。特別講義「学芸員の仕事」も非常に興味深く、どの生徒も熱心に耳を傾けていました。
1日のプロジェクトを通し、どの生徒もマナーを守り、しっかりとした態度で臨んでくれました。今後もこのような機会を通し、「ホンモノ」に触れながら、多くのことを学んでいってほしいと思います。

08 10/3(月)~10/7(金)の日程で、北嶺の校技であるラグビー大会が開催されました。
今年度は中学1・2年生が7人制ラグビー(中学2年生は、雨天のためタグラグビーに変更して実施)、中学3年生が12人制ラグビー、高校1・2年生が15人制のラグビーを行いました。各学年の大会は、感染対策としてスクラムは密着しない形のスクラムとし、特別ルールで行いました。また、中学3年生から高校2年生までは、豊平区月寒にある天然芝の月寒ラグビー場という最高の環境を貸し切っての実施となりました。
どの学年も、汗や泥にまみれて『One for All、All for One』の精神で一生懸命走り、よく繋ぎ、よく守り、迫力ある好ゲームを繰り広げ、観戦していて清々しい気持ちにさせてくれる大会となりました。

ページ
TOP