shireHOKKAIDOプロジェクトの一環として、8月24日(木)から26日(土)の2泊3日で、今年度も中学1年生が知床へ研修旅行に行ってきました。
生徒の祈りが通じ、3日間とも素晴らしい晴天に恵まれました。雲がなく気温も高く、知床の雄大な自然を味わうには絶好の天気となりました。
初日は、まず広大な釧路湿原での研修を行い、車窓からツルやタンチョウを見ることができました。また硫黄山では強烈なにおいに驚きながらも自然の神秘を感じ、2日目の野付半島ではオホーツク海のきれいな景色を見ながら、海のにおいを直接感じることができました。あと50年でなくなってしまうというトドワラの現状を聞き、生徒は驚きながらガイドさんの話に耳を傾けていました。
生徒は世界遺産・知床の雄大な自然に大変感動した様子でした。断崖絶壁からわき落ちる荘厳なフレペの滝を目の当たりにし、さらに知床連山の圧倒的な迫力に息を呑み、夢中でシャッターを切っている生徒が多く見られました。
最終日には、知床半島観光船からの絶景を楽しみ、カムイワッカの滝を間近から見ることもできました。遠くにクマも見え、生徒は大興奮でした。最後に網走監獄では凶悪犯が収監されたその過酷な環境を感じ取っていました。
入学してから初めての宿泊行事ということもあり、とても満足した2泊3日を過ごしていました。今後、三笠ジオパークや北海道開拓の村、ウポポイ・昭和新山,富良野・美瑛等に行きますので、さらなる北海道の自然や歴史を体感してほしいと願います。

mara8月27日(日)に実施された北海道マラソン給水ボランティアに、本校の高校1年生と高校2年生の有志59名が参加しました。このボランティアは、スタート地点から20.2 km地点に設置された給水所で、水やスポーツドリンク、バナナ・ミニトマト・パンなどの軽食を提供するもので、今年度も多くの希望者が集まりました。
現地では、生徒自らマニュアルを読んだり、運営スタッフに積極的に質問しながら給水所や作業場の設置や飲料のストック作成施業を行っていました。また、生徒たちは、時間帯によっては弱い雨にうたれながら、たくさんのランナーが給水所に集まる流れに間に合うように、臨機応変に移動しながら、責任を果たしてくれました。
車椅子マラソンの参加者や先頭を走るランナーを間近で見ることができ、作業の合間にランナーたちに声援を送ったり、他の団体ボランティアと協力し合うなど、ボランティアスタッフとしてのやりがいを感じることのできる素晴らしい機会となりました。今年度も参加した生徒も満足度がとても高かったと感じています。今後も、生徒達には社会で役に立つ経験をたくさん積んでいってほしいと思います。

shigyo2023年8月18日(金)、新学期の幕開けとなる2学期始業式が行われました。谷地田校長から、新たなスタートに向けての挨拶が行われました。まずは、高校3年生に向けて、大学入試に向けた重要な期間が迫っている中、夏休み中に行われた難関大講習への多数の生徒の参加や努力が称賛されました。「夏を制する者は受験を制す」という言葉を引用し、自分の目標達成のために最後まであきらめずに努力し続ける姿勢が大切であるという激励が送られました。また、北嶺の40周年記念事業の一環として、図書館の全面改修工事が行われ、さらなる教育環境の整備が進められていることが報告されました。この図書館改修には、本校5期卒業生でチームラボ創業者の1人である堺大輔さんに協力していただく予定です。さらに、2学期には前日本医師会会長の中川俊男先生の講演、東京大学教養学部の宇野健司先生や工学部長加藤泰浩先生の特別授業やワークショップ、芸術鑑賞として雅楽の東儀秀樹さんの演奏、劇団四季「リトルマーメイド」鑑賞など、日本を代表する著名な方々に触れ、幅広い講演や交流の機会が提供されるというお話もありました。これらの経験を通じて、生徒たちの自己成長や学びの機会をさらに広げていくことが期待されています。その後、教育実習生の紹介、漢字検定団体優秀賞受賞の紹介、模擬試験の成績優秀者の表彰、東北・北海道大会に参加する中学ラグビー部へのエールなども行われました。生徒一人ひとりが自身の成長を遂げ、北嶺として大きく飛躍する2学期となることを期待しています。

NZ夏休み中の8月5日(土)~8月13日(日)の9日間にわたって、ニュージーランドオークランド市に語学研修に行ってきました。この語学研修は、オークランド市内にてホームステイをしつつ、現地にある本校の兄弟校である「ケルストンボーイズハイスクール」に通い、ESOL(英語を母語としない者への英語レッスン)を始めとする様々な授業を受けるというものです。新型コロナウイルスの流行に伴い、しばらく中止になっていましたが、今年5年ぶりに実施することができました。
中学3年生から高校2年生までの総勢30名が参加しました。現地校の授業にはマオリの民族舞踊である「ハカ」やラグビーレッスンなどもあり、英語学習だけでなく、現地文化を学ぶ機会として大いに実りあるものとなりました。また、現地校の生徒が「バディ」として北嶺生の案内役をつとめてくれました。現地の同世代人たちが普段何を見て、何を感じ、何に感動するのかを間近で見ることができました。
最終日にはオークランド市街にて班別の自主研修を行い、多種多様な民族、文化の共存するニュージーランドの空気を肌で感じ取ることができました。参加した生徒たちには、この研修で見聞きしたものを糧に今後もより一層グローバルな視点を培ってほしいと思います。

kushiro8月7日(月)、8月14日(月)の2週に渡り、医学部進学を志望する高校生14名が釧路労災病院での医療体験に参加しました。
生徒達は普段なかなか経験できない、整形外科手術の見学、ランチミーティングへの参加、屋上ヘリポート見学、化学療法・血液浄化センター、放射線部、内視鏡室見学などを通して、素晴らしい時間を過ごすことができました。特に、実際に手術用の手洗いをし、手術用ガウン・グローブを装着し、術野を直接見るという経験は、高校生の職業体験でここまでのことはなかなかできないということでした。また、本物の内視鏡を操作して模擬患者に内視鏡検査をするという試みも行うことができました。
在校生保護者の放生副院長先生、北嶺卒業生の柳澤医師をはじめとした、多くのスタッフの皆様の協力があって今回の企画は無事終了しました。この場を借りて心より感謝申し上げます。貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。

todai8月1日と2日に、高校2年生40名が「東京大学見学ツアー」に参加しました。初日はまず、東京大学地震研究所の酒井慎一教授の講義を受講しました。さらに、地震研究所の見学も行い、高度な研究内容に触れる貴重な機会となりました。特にこの分野に興味を持つ生徒たちは、「時間が足りない」と語るほどでした。夜の座談会は、参加した意識の高い生徒にとって非常に有益な場となりました。そこで先輩たちからは、受験に関する悩みだけでなく、進学後の具体的な生活についてのアドバイスも得ることができました。多くの生徒が先輩方と連絡先を交換し、今後も継続的に交流を深めていく意欲を見せました。また、生徒たちからは「将来は卒業生・東大生としてこのツアーに参加したい」という声も聞かれました。卒業生も熱心に後輩たちに指導を行い、北嶺ファミリーの絆を感じられる素晴らしい時間となりました。2日目には卒業生の案内で駒場キャンパスを訪問し、講堂や研究室を見学しました。
今回の貴重な経験を胸に、高校2年生(34期生)は高いモチベーションを持ちながら、素晴らしい雰囲気の中で夏休みを迎えることができました。2学期以降の彼らの成長に大いに期待しています。

shiki1学期の終業式に先立ち表彰式が行われ、部活動関係で北海道大会で準優勝し全国大会への出場を決めた高校ディベート部、同じく準優勝の中学ディベート部、全道高校選手権で団体準優勝した将棋部、中学校夏季大会で優勝し北海道・東北ブロック大会進出を決めた中学ラグビー部、高校春季大会で3位の高校ラグビー部、高校春季大会3人制で3位の高校柔道部、札幌市中体連剣道大会で個人3位の中学2年荒木爽一朗君の表彰が行われました。続いて英検合格者の表彰が行われ、準1級の16名と2級の18名を代表して準1級に合格した6年高辻禄太君が登壇し表彰を受けました。また、各種模擬試験の表彰も行われ各学年最優秀の成績を収めた生徒に表彰状と記念品が贈られました。
その後、行われた1学期の終業式では、谷地田校長から北嶺祭について、新たな取り組みとして中夜祭と花火の打ち上げで一生の思い出に残る素晴らしい北嶺祭なったことが話され、その準備のために尽力した生徒会執行部や学校祭実行委員の生徒への労いと感謝の言葉が贈られました。
また、受験を控える33期生(6年生)にとってはこの夏休みが「天王山」となり、この夏休みを計画通りに進めた生徒が栄冠をつかむこと、6年生の寮生は夏休みも寮に残って学習できる環境も整えたので真剣に学習に取り組んでほしいとお話がありました。
北嶺祭が終わった今日も、生徒の皆さんがマスク着用のお願いをしっかり守ってくれたおかげで、学校祭後にコロナ感染が拡大し休校になった学校もある中、本校は問題なく登校してくれており、やることを徹底すると結果はついてくる。学習も一緒なので夏休みにやるべきことをしっかり取り組んでほしいと話がありました。
生徒全員が元気に8月18日の2学期始業式を迎えることができることを願って令和5年の1学期が終了いたしました。

 

hokusai7月22日(土)と23日(日)の2日間、第38回北嶺祭が行われました。感染症対策も施しながら、体育館での企画のほか、多くの校舎内企画を実施することができました。
中学生は「時代」をテーマにクラスごとの展示を行いました。教室内の展示物のほか壁新聞やステンドグラス、アトラクションなど工夫を凝らしての発表でした。1年生ははじめての北嶺祭ということで、準備期間から一生懸命協力し、その力を大いに発揮してくれました。
高校生は生徒バザーを実施しました。かき氷やオリジナルドリンク、ワッフル、わたあめなどの食事を、衛生・感染症対策を徹底したうえで提供することができました。父母会様にもご協力をいただき、ローストビーフ丼などをご提供いただきました。屋外ではステーキなどの焼き物も4年ぶりに再開し、ご提供いただきました。コロナ前の“いつもの姿”に北嶺祭が戻ってきています。
今年の北嶺祭は生徒会執行部を中心に34期5年生が実行委員として企画・運営を行いました。今回は北嶺祭史上初めて「中夜祭」が行われ、フィナーレには花火も上がり、大いに盛り上がりました。生徒会執行部の良いチームワークが初めての企画を成功させたのだと思います。もちろん企画の成立には生徒の頑張りだけではなく、様々な方のご尽力がありました。この場を借りて御礼申し上げます。
今年は34期生が昨年の33期生に勝るとも劣らない立派な北嶺祭を実現してくれました。来年は35期生が中心となって今年に負けない、大いに楽しめる北嶺祭を企画・運営してくれると期待しています。

furano 7月17日(月)の海の日に中学3年生は、「北海道プロジェクト」の一環として富良野・美瑛方面の体験学習に参加しました。このプロジェクトは北海道の雄大な自然や文化を体感することを通して、視野を広げて高い洞察力や想像力を養成すること、そして学校だけでは学ぶことができない深い感動を味わい、豊かな心を育むことを目的としています。ファーム富田の花畑や、新栄の丘・北西の丘の展望台の他、CMで有名になった「ケンとメリーの木」や「セブンスターの木」、「パッチワークの路」など雄大な北海道の風景を堪能できるコースを見学しました。ファーム富田では連休の最終日で非常に多くの観光客が見学に訪れていた中でしたが、爽やかなラベンダーの香りに包まれた花畑を十分に散策することができました。そして、新栄の丘展望台ではとても美しい美瑛の丘を背景にクラス写真を撮影し、北海道の初夏の最も良い季節を体験することができました。これらの経験をもとに、今後も様々な体験を通して、大きく成長してほしいと思います。

yoshioka7月15日(土)に進路講演会が行われ、17期吉岡雅史さんが北嶺の先輩として、自身の経歴や現職での活動についてお話をされました。吉岡さんは東京大学法学部出身で、財務省に入省された後、現在は広島国税局岩国税務署長としてご活躍されています。
今回は「官僚」や「財務省」について、北嶺生が身近に感じられるようにわかりやすく丁寧に説明してくださいました。その中で、「官僚」の魅力ややりがいについて、吉岡さんの経験を踏まえて語られました。多岐にわたる経験や知識の幅広さが「官僚」の魅力であり、自身の知識を広げられることや、日本や世界を動かすことができるという大きなやりがいを伝えてくださいました。
また、放課後には希望者向けの座談会も行われ、吉岡さんと直接質問や意見交換ができる機会が提供されました。生徒たちは吉岡さんの経験や知識、情報を共有し、新たな視点を得ることができました。
このような講演会や座談会は、北嶺生にとって実際の経験や専門知識を共有し、将来の進路選択やキャリア形成に役立つ貴重な機会となります。吉岡さんのお話や経験は、参加者にとって大いに刺激となったことでしょう。吉岡さんにはお忙しい中お越しいただきました。ありがとうございました。

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