中学1,2年生を対象とした「第2回お金科講座」が2月8日に開講されました。

   

前回の理事長先生による第1回お金科講座で学んだ『お金をコントロールし、豊かな人生を送る』に続き、今回の第2回講座では、ファイナンシャルプランナーの方に登壇していただき、『お金を稼ぐ・貯める・増やす』というテーマについて学び、生徒たちにとって大変有意義な講座となりました。

 

前半の『お金を稼ぐ』のパートでは、自分自身のことを知ることから授業はスタートしました。何も考えずに仕事に就くのではなく、自分は何が好きなのか、得意なのかなどを確認し、整理して明確にする。その上で職業について調べ、自分にはどのような仕事が向いているかを考えることが大切であること、そして収入や生涯賃金についての知識や視点を加えることが学びの中心にありました。

 

働き方はさまざまであり、雇用者と経営者の割合や正規雇用と非正規雇用の割合など、グラフを基にお話がありました。また、役職や会社の規模による年収の違いのデータには生徒たちはびっくりしている様子でした。そして、正規雇用を目指す者が多いのが現状ですが、起業して成功することや、非正規雇用としての働き方の特徴やベンチャー企業の存在なども知り、正規で雇用されることだけが必ずしもよいということではなく、稼ぎ方には様々な方法や考え方があるという前半部分のメインテーマを理解することができました。

 

そして、後半の『お金を貯める・増やす』のパートでは、お金を稼いでただ銀行に預けておけば良いというのは昔の話で、現在は仮に100万円を1年間銀行にお金を預けていても8円しか増えない。そういった現実を、電卓をたたいて算出したときに生徒たちは驚いていました。お金を貯めて増やすためには運用する必要がある。しかし、その方法も様々で外貨預金や国債から株式投資、金や不動産までそれぞれにリスクとリターンがあり、自分で取捨選択していかなければならないということも分かりました。

 

 

第2回お金科.png

 

生徒たちは今回の講座を通じて、「お金の稼ぎ方・貯め方・増やし方」について学びました。お金の面からも仕事や働き方について考え、お金を稼ぎ、貯めて上手に増やすことが、自分の夢の実現にもつながる大事な視点の一つだということを学ぶことができたと思います。そして、「お金を増やすこと」は言い換えれば「お金を働かせること」であり、そのためには社会にアンテナを立て、自分で状況を見極め、正しく判断ができることが大切であることを学ぶことができました。

   

郁文館では、毎朝のようにNIE(新聞教育)を行っています。NIEを通して社会の状況を知ることが、将来の自分の夢の実現に、実はこのような形でもつながっていることを生徒たちは認識したことでしょう。

   

お金を稼いで貯めて増やすためには、お金をコントロールして管理することが重要です。郁文館の中学生は、時間の管理は「夢手帳」で学んでいます。社会情勢に対して常にアンテナを張る。NIE(新聞教育)の狙いの1つでもあります。夢手帳、NIE、そして『お金科』を通して、生徒ひとりひとりが夢を叶える力をしっかり伸ばしていくことを願っています。

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