8月23日~9月6日、中学3年生41名はフィリピンのセブ島へ2週間の留学に行ってきました。「LIFE CEBU」様にご用意して頂いたプログラムの中で、英語力を高め、フィリピンの文化を学ぶべく、生徒たちは様々な活動を行いました。

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まずは授業です。1日9時間の授業がありました。内訳はマンツーマン授業が4時間、集団授業(5~10人)が4時間、そして41人全員で行うエッセイのクラスが1時間です。さらに、毎日英単語を100個暗記しました。

最初、生徒たちは授業でほとんど話すことができませんでした。しかし、現地の先生たちは、フレンドリーに生徒に接し、生徒がわかるように丁寧に説明をし続けてくれました。生徒が書く日誌には、日が経つにつれてどんどんポジティブな言葉が並ぶようになっていきました。

「帰りたい」と友人に嘆いていた生徒が、最後には「帰りたくない」と名残惜しそうに先生にお別れの手紙を渡しているのがとても印象的でした。

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次に課外活動です。週末には「DAREDEMO HERO」という国際協力ボランティア団体の施設を訪れました。そこには「貧困層からフィリピンの大統領を誕生させる」べく、懸命に貧困層の子供たちを教育している方々の素晴らしい姿がありました。生徒たちは、代表の山中さんからの講話で「きちんとボランティアをすることの難しさ」を学びました。また、子供たちのお宅への訪問で、フィリピンの貧困の現実を目の当たりにしました。そして交流を通じて、「貧困だからこそ笑顔でいる」というキリスト教の考えを実践する同世代の子供たちの姿勢に感動しました。

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修了式では、各自が書き上げたスピーチを発表し、英語合唱も行いました。スピーチも合唱曲も一所懸命練習した成果が見られました。お世話になった先生方が大きな拍手を贈ってくださったことを生徒たちは忘れないでしょう。修了式後は別れを惜しむように一緒に写真を撮る先生方と生徒たちの姿が見られました。

生徒たちはこれらの経験を日本での生活に活かすべく、より意欲的に勉強や部活、そして行事に向けて活動していきます。

10月3日(土)、4日(日)の2日間で、

郁文館の文化祭 『郁秋祭(いくしゅうさい)』 を開催します。

今年のテーマは「青春☆郁文アタック ~夢のコートに決めろ!!~ 」、

この2日間、生徒一人一人が主人公として輝きます。

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「デジタルパンフレットはこちらから」

【開催概要】

日時:平成27年10月3日(土)9:00~16:00

                      10月4日(日)9:00~15:00

予約不要・上履き不要で、ご入場いただけます。皆様お誘い合わせの上、ご来校ください。

■プログラム(体育館)

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(校内での写真・ビデオ撮影は保護者の方、および関係者に限らせて頂きますので予めご了承下さい)

上記以外にも、

・起業体験プログラム

・各文化部催し物、作品展

・各ゼミ、委員会活動発表会 などなど多数のイベントを開催しています!

「詳しいプログラムはこちらのデジタルパンフレットからどうぞ」

「過去の郁秋祭の映像はこちらからどうぞ」 ※外部サイトへリンクします

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  • 理事長説明会in郁秋祭 今年も開催!(予約制)●

10月3日(土)11:00~12:30 「理事長学校説明会in郁秋祭1日目」

≫中学受験の方の詳細・ご予約はこちら

≫高校受験の方の詳細・ご予約はこちら

10月4日(日)14:00~15:30 「理事長学校説明会in郁秋祭2日目」

≫中学受験の方の詳細・ご予約はこちら

≫高校受験の方の詳細・ご予約はこちら

 

理事長の渡邊より直接、「教育理念」や「夢教育への想い」についてお話しさせていただきます。毎年参加者の方からも好評をいただいている説明会です。

こちらも是非ご参加ください。

秋の長雨が続いておりましたが、9月12日(土)晴天の中、中学1年生農林業実習が行われました。場所は千葉県山武市にあるワタミファームとワタミの森、内容は『農業と林業の体験実習』を実施しました。

3クラスを2つに分け、Ⅰ班は午前が農業、午後が林業、Ⅱ班は午前が林業、午後が農業を互いに体験しました。

 

農業実習では、作物には環境が大事であることを学び、家庭から出る残飯からの堆肥作りを行い、その後土の軟らかさを体感しました。また落花生とサツマイモの収穫を行い、農業についての知識と理解を深めました。

 

林業実習では、手入れがされていない林の環境を学び、改善するための方法から実際に間伐を行い、その後別種類の植林を行いました。また林の中のゴミを拾い、林業についての知識と理解を深めました。

 

学校に戻ってからは、事前に渡されていたワークシートに今回の実習で学んだことを書き込み、技術の授業時間に提出をしました。

 

元気に動き回る虫に驚いたり、倒木の迫力にビックリしたり、学校内ではなかなかできないことが体験できたようでした。

作物の話

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堆肥作り

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サツマイモの収穫

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林の環境の話

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間伐後

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植林

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ワークシート作成(A組)

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ワークシート作成(B組)

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ワークシート作成(C組)

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9月7日(月)1時間目に高等学校1、2年生を対象に、カリキュラム説明会を実施しました。

1年生は来年度に向けて、文理選択について説明を受けました。文系、理系それぞれの特徴や、文理選択をする上での注意事項などが話されました。

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2年生は文系、理系それぞれに分かれて、来年度の選択科目についての説明を受けました。来年度はいよいよ受験生です。自分の目指す大学に合わて科目を選択しなければなりません。今回の説明を受けて、受験生になるという実感を持ったようでした。

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8月16日(日)から8月26日(水)まで、郁文館高校1~3年生の東大クラスは夢合宿を行いました。難関大学合格を達成するため、東大クラスの夢合宿は勉強に特化したスケジュールになっています。1日4コマの授業、本校卒業生の受験対策講座、自習など、学習面を鍛えた10泊11日となりました。2学期以降の学校生活において、より学習面を強化し、受験に備えます。

開校式

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授業風景1

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授業風景2

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自習室での学習風景

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スポーツ大会(唯一の息抜き)

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難関大学に合格した卒業生による激励

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閉校式

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2学期開始早々の9月2日(水)5・6時間目に、中学1年生の芸術鑑賞会を行いました。場所は本校講堂、『プロの声楽家による合唱』という内容です。郁秋祭で行う合唱コンクールに向け、本物の演奏を見せたかったのです。

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当日は声楽家による合唱を鑑賞した後、鑑賞者である生徒と一緒に校歌や郁秋祭でのクラス曲を歌い、会場内が一体となる良い鑑賞会になりました。

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Q1芸術鑑賞会(合唱)は楽しかったですか?

Q2合唱とはどのようなものかわかりましたか?のアンケートの結果は共に満足度100%回答を得ることができました。

生徒が合唱を見ての感想は、

・大きく口を開け、大きな声で合唱をしているのを見て心が震えました。私達も近づけるように頑張りたい。

・1人1人が自分のパートをしっかり歌い、とても響きのよい歌声で鳥肌が立ちました。

・音楽は心に響くものだと再確認し、思わず涙が出そうになりました。感動しました。やっぱりプロは凄い。

 

などでした。

9月より外国人講師3人が「JETプログラム」というプロジェクトで郁文館の仲間に加わりました。

 

「JETプログラム」は国や地方自治体が実施している「語学指導等を行う外国青年招致事業」です。昭和62年にスタートしこれまでに招致国42ヵ国、4,476人が来日しています。

 

3人にはこれから1年間、日本人教員と一緒に教壇に立っていただきます。これでネイティブスピーカーの教員が計8人となりました。今後も郁文館のグローバル教育をどんどん加速させていきたいと思います。

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左からシェネル先生(トリニダード・トバゴ共和国)、メアリー先生(バルバドス)、デルポート先生(南アフリカ共和国)です。

8月16日から20日まで3泊5日の間、生徒5名がバングラデシュ研修を実施しました。バングラデシュ研修は、異文化理解を深めるために行われます。グローバル高等学校の生徒は、身につけた英語力で広い世界をより知ることが目的です。これからマレーシアや台湾の大学に進学する生徒も参加しております。

 

空港に到着して、車で出発してすぐに交通渋滞に巻き込まれました。クラクションの音も鳴り止むことはありません。しかし交通事故は研修中、一度も見ることはありませんでした。私たちにすると無秩序に見える中にも現地ならではの秩序があることを感じました。

 

途中訪れたスラム街では、その生活の過酷さを感じさせない子どもたちの笑顔がありました。豊かさや幸せの基準は金銭だけではないことを考える契機となりました。

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次の訪問先であるダッカ大学では教授に大学の歴史を講義形式で説明してくれました。大学案内では、生徒一人に大学生が付き添って英語で案内をしてくれました。英語でダッカ大学の生徒と話し合うことができていました。お互いが第二言語の英語でコミュニケーションが取れていました。一つの目的は達成できました。

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郁文館の姉妹校であるナラヤンクル ドリーム モデル ハイスクール(NDMHS)では、渡邊理事長が話していた「生徒が前のめりになる授業」を見ることができました。手を上げて、椅子から立ち、夢中になって答える姿を見て、その学習意欲の高さに圧倒されました。

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研修生徒たちが行ったソーラン節などのイベントも、NDMHSの生徒たちは全力で楽しんでくれました。

「幸せなら手を叩こう」を日本語で歌えるように現地生徒に教えるという目的を持って臨んだ生徒達は、一生懸命に教えていました。最後は全校生徒達で合唱しました。現地校長の古澤先生も認める大成功でした。

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学校訪問の最後に私たちは日本からの贈りものとして石鹸とバドミントンラケット20本、そしてバドミントンのシャトルを差し上げました。訪問中はとても盛大におもてなしくださり、現地学校の教員の皆様とも交流を深めることができました。

また現地で事業を営んでいるエクマトラの渡辺様ともお話をさせていただきました。自らの掲げる理想と現実のギャップを受けて壁にぶつかっていること。事業を続ける中で遭遇した挫折経験などをお話しくださいました。

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グラミン銀行の訪問では、実際に農村に融資を行っているところを間近で見学させていただくことができました。生徒達は、グラミン銀行のスタッフに、融資のシステムについて英語で質問をしました。現地の経済状況を身近で経験する目的は達成しました。

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日本に帰る際には、丁度メッカの巡礼で空港にムスリムのみなさんが押し寄せて、フライトが遅延しましたが、その間に日本に向かうところのバングラデシュのJICAの職員の方とお話しする機会に恵まれ、バングラデシュの経済や環境の話などを生徒たちが2時間ほど伺うことができました。

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バングラデシュは、とても親日な国でした。そして活力漲る国でした。どこに行っても人だかりで、生きるために必死に何かに取り組んでいました。日本が学ぶべき所は多く、これからのバングラデシュの発展をこれからも注視しなければならないと感じました。「バングラデシュに訪れた生徒は8割が再び訪れる」とエクマトラの渡辺さんがおっしゃったとおり、大学進学後もまた来たいと生徒全員が満足した研修となりました。

中学2年生は、8月26日(水)より8泊9日間の夢合宿を実施しています。

テーマは“自律と協調”で、様々な体験を通して自分の気持ちをコントロールし、円滑な人間関係を築くことを目的としています。

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現在まで、EQ・林業体験・心理教育等のプログラムを実施しました。EQプログラムでは、‘巨人の縄はしご’にチャレンジしました。各グループ4人のチャレンジャーだけで巨大な縄はしごを頂上まで登り切ることは困難ですが、下で命綱を握るクラスの仲間の声掛けが勇気に変わり、てっぺんまで上がることができました。

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林業体験においては、雨天だったため、屋内にて“箸”作りに挑戦しました。日頃使い慣れていない刃物を使用し、木材を削ることは生徒たちにとっては難しかったのか、言葉一つ発せず集中して取り組んでいました。

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また、スクールカウンセラーより“意見・考えが対立した時の解決法”というテーマで心理教育講座が実施されました。対立した時は、お互いの意見の共通部分を見つけることでお互いが納得し、解決に導けることを学びました。

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後半も、さまざまな“自律と協調”を学ぶためのプログラムを実施していきます。

9月1日に2学期の始業式を行いました。

そこで、あるエピソードを生徒たちに紹介しました。

 

アメリカの学校で、成績順にクラス分けをするところ、

ある年、間違って、成績の悪い生徒を最優秀クラスへ、成績の良い生徒を下のクラスへ割り振ってしまったとのこと。

最優秀クラスに入った生徒たちは、自分たちは「できる」と信じ、一方、下のクラスに入た生徒たちは、自分たちは「できない」と思い込んで過ごしたのです。

 

3年後、生徒たちの成績は大きく逆転。

間違って最優秀クラスに入った生徒たちは、飛躍的に成績が伸び、

間違って下のクラスに入った生徒たちは、成績が伸びなかったとのこと。

 

つまり、自分が「できる」と信じて取り組むことによって、「できない」こともできるようになると証明したエピソードです。

 

~自分を信じて、高い目標を持つ~

 

これこそ、大事なことなのです。

 

それにしても、始業式や終業式に出るたびに、生徒たちの成長を感じます。

姿勢よく、人の目を見て話を聞く生徒たちを見ながら話していると、ついついこちらも力が入ります。

子どもたちの成長こそが、教育に携わる者として最高の喜びです。

理事長 渡邊 美樹

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