11月10日(土)、11日(日)の2日間にわたって国連大学(渋谷区神宮前)で行われた

 第六回全日本高校模擬国連大会 

では昨年に引き続き本校の高校二年のK.R.さん、M.A.さんペアが優秀賞を授賞しました!

 

すでに学園HPで、お知らせしましたが、10月1日発表の第1次選考(英文エッセイと和文課題)を無事に通過。夏休み明けから‘日常’になっていた放課後のCAL教室(いくつかある本校のコンピュータ室の1つ)での情報収集も、この一ヶ月は昼休み、そして早朝も加わるほど熱が入っていたようです。

 

 

大会両日は、昨年度優秀賞に輝いたS.Mさん、S.Yさんも、大学生スタッフと一緒に運営に関わっており、彼女たちの活躍ぶりにも眩しさと逞しさを感じました。

 

閉会式前には、出場校のどの生徒からもそれまでの緊張感とは違う、やれるだけのことはやったという達成感とやり終えた安堵感がひしひしと伝わってきました。そして閉会式。今までの頑張りに対して最高のご褒美をいただくことができました。

 

ここまで二人を応援、サポートしてくださった全ての方々にお礼を申し上げます。
 
模擬国連全国大会結果
【最優秀賞】灘高等学校
【優秀賞 】実践女子学園高等学校 開成高等学校 桐蔭高等学校 渋谷教育幕張高等学校
【特別賞 】西大和高等学校(奈良県)

 
模擬国連に関わってきた教員O.Mからの身近な報告
いよいよ大会の初日となり、この日も早朝から登校し、大会開始時間ぎりぎりまでCAL教室に籠って最後の情報収集を行っていました。

 

大会の議題は「核軍縮」。全国から選ばれた52チームが各国の大使となり、会議がスタートしました。実践チームは昨年と同じくオーストラリア大使。実際にオーストラリアが提唱しているCTBT(包括的核実験禁止条約)の早期締結を中心に、南太平洋非核地帯条約(通称ラロトンガ条約)のオセアニアでの批准国の拡大や他の地域における同様の条約の批准国との連携、NPT(核不拡散条約)の強化等を論点の中心として、賛同してくれる国(スポンサー国)を求めて交渉を続けました。

初日、定められた最低数を超えるスポンサー国を集め、無事自分達のDR(決議案)を提出することが出来ました。

2日目、他のDR提出国と内容のすり合わせや合体を試みたり、DR提出を見送った国々に議案の審議の際に賛成の投票をしてくれるよう根回しをしたりと会場内を1日中駆け回っていました。

 

最終的に自分達のDRを含む3つが可決され、会議は終了しました。

その後しばらく休憩の時間となり、仲間たちとくつろいでいたのですが、いよいよ閉会式が始まりました。最優秀賞、優秀賞が発表される‘緊張の時間’です。隣席のアルゼンチン大使となった開成高校チームの優秀賞受賞(5月頃にニューヨークで開催される高校模擬国連国際大会参加資格が与えられる)が伝えられ、次いで「オーストラリア」が告げられた瞬間でした。涙を流して抱き合う2人が目に映ったのでした。

 

前述のとおり夏休み明けから2カ月と少し。本当によく頑張りました。

努力は必ず報われるもの。このブログを読む実践生たちが今回の彼女たちの受賞に勇気づけられ、学問を含めた‘何か’に挑戦し、成長して行くことを期待しています。

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