今年度4回目となる「全校討議」が開かれた25日の4時間目、議題は来年度の学校運営についてでした。

自治組織の根幹を担う委員会選挙を明後日に控え、新しく委員会の中心になる高等科2年生が発案しての全校討議でした。

この学校では、まだ幼さの残る中1から、進路がすでに決まっている高3まで、みなが本気で学校をよくするためにどうしたらいいかと考えています。

受験勉強中心ではない本校だからこそできる、濃い学びの時間がここにもありました。

 

そんな熱い議論の一端だけご紹介したいと思います。

中3 Y君
「高2は好きだけど、政治(自治組織の中心を担うことを『政治を執る』と表現しています。)を任せることはできない。やる気はないけど来年は責任があるからやるという後ろ向きな気持ちを感じる。思いが表に出ていなくてぼくたちには分からない。」

高2 C君
「まだまとまりきっていないが、今学期になってから話し合いを重ねて(話し合いの様子はこちらから)みんなの考えが変わってきた。足りない部分も多いが、応援してほしい。」

高1 K君
「高2の態度を指摘されているが、高1も他学年からどう思われているか気になっている。意見を聞いてこれからに活かしたいので、下級生にも言ってほしい。高2に対してはぼくたちはサポートしたいと思っていることを知っておいてほしい。」

高3 U君
「高2は自分たちの気持ちが下級生に伝わっていないことを気づかないといけない。ぼくなんかに指摘されるのはウザイと思うひともいると思うが、もう時間がないから伝えたい。」

高3 F君
「中2や中3も他人事だと思っていると数年後に直面する。節度と礼儀をもって高2をフォローする気持ちになってほしい。いつかは自分たちが中心になる。そのときに慌てたのでは遅い。」

中1 S君
「上級生のだらしない面を入学してから知った。下級生としても、いろいろ思うことはある。できることからやっていってほしい。」

高3 M君
「勇気を出して意見を言ってくれた下級生、ありがとう。少しでも良い形で高2に引き継ぎたいので、少しでも思うことがあるならどんどん話してほしい。生徒全員で学校を創りたい。」

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