高等科1年生が全員で取り組む腕時計の分解組立実習は19日に2日目を迎えました。
(前日の様子はこちらから)
2日目は、午前中をかけて時計の心臓部ともいえるテンプとアンクルの分解作業を完了し、
午後には組立に入りました。
作業にあたり、それぞれの部品の役割を解説してくださる先生方の言葉に、生徒たちは驚きや感心の声を上げつつ聞き入っていました。
アンクルは正確に秒を刻むために、歯車を規則正しく送るとても小さな碇型の部品です。
0.2ミリほどのその中心軸を時計本体の受け穴に組み入れる作業が今日の一つの山場でしたが、皆真剣な表情で作業を行っていました。また途中で幾人かの生徒は数ミリのネジを落としてしまい、教室のあちらこちらで床に顔をつけて探す姿が見られました。
普段の生活の中では求められることのない繊細な作業が続きましたが、多くの生徒が充実した表情で一日を終えました。明日は最終日、すべての部品が組み入れられる予定です。