連休の中日となった11月3日、今年も武蔵野市総合体育館でむさしのサイエンスフェスタが行われました。近隣の小学生に、様々な実験や観察を体験してもらうイベントです。昨年まで化学部が液晶作りを行ってきましたが、今年はテーマを変えての参加です。さらに、今回からラジオ部もブースを設けました。

化学部では、ぶどうジュースを使って人工イクラを作り、酸性やアルカリ性によって色が変わる様子を体験してもらいました。ぶどうに含まれるアントシアニンという色素が、レモン汁中では鮮やかな赤紫色に、重曹水中では青緑色に変化します(紫キャベツ液と同じです)。来場者には、定番の人工イクラ作りだけでなく、色の変化も楽しんでもらえたようです。

一方、初参加となったラジオ部は、ものの電気の流れやすさを測る通電チェッカー作りを行いました。こちらは一般的な電子工作と異なり、ホチキスを使って部品を固定する初心者向け工作のため、小さなお子さんでも作ることができます。作ったチェッカーに金属を当てると明るく光るだけでなく、人体も電気を通すため触れると微かに光ります。来てくれたお子さんたちには、もの作りの面白さを感じてもらえたと思います。

どちらのブースも最後まで盛況で、生徒たちも生き生きと対応していました。こちらにとっても、楽しいひとときでした。来場くださった皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

(化学部・ラジオ部顧問)

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