中2学年では、「基礎学力の定着」という基礎期の目標を達成すべく、「Google Classroom」を用いたオンデマンド授業(動画視聴による授業)の配信を毎日行っております。

4月には生徒たちにオンデマンド授業と自宅学習のリズムに慣れてもらうために、英語・数学・国語・理科を中心に授業を配信しました。

5月からは、5教科のオンデマンド授業を中心に、全教科で授業を配信しています。

前回に引き続き、今回は英語・国語の授業についてご紹介致します。

〇英語科の取り組み

英語科では新出文法の知識の定着を図るために「文法説明→問題集演習→オリジナルの問題演習」という3つのステップで、それぞれオンデマンド授業を行なっています。

文法説明では、テキストの内容を体系的に整理して説明し、テキストには書かれていないそれぞれの英語表現の細かなニュアンスの違いにまでICT機器を使用して分かりやすく説明することを重視しています。

問題集演習では、基本的な知識の定着を図ります。

解説動画では、問題集解説に留まらず、応用的な英作文問題を生徒たちに投げかけることもあります。

英語は、理数科目に比べて問題演習量が少なくなりがちです。

そこで、オリジナルの問題演習では、頻出問題や発展的な内容を盛り込んだ問題演習とその解説を行っています。

加えて、単語テストとリスニング課題を毎週1回行うことで、バランスの良い英語学習ができるようカリキュラムを組んでいます。

こうしたステップでの学習の後、理解度を図る実力判定テストを実施しています。

自己採点結果と自己分析をオンラインで提出してもらい、全体の講評をフィードバックしています。

テスト結果や取り組みを自己分析をしてもらうことで、更なる発展的な学習を進めたり、基本的な内容を再度復習したりと生徒たちが自主的に考えて自宅学習を実行できるように配慮しています。

〇国語科の取り組み

国語科では、読解力・記述力の育成のために、昨年度から100字要約を重点的に指導してきました。

そして、今年度からは本格的に古典の学習がスタートしていきます。

この本来の学習カリキュラムをなるべく活かしながら、オンライン学習に適するように授業を行っています。

古典の学習では、古語の動詞の活用と、文章読解を動画配信にて行っています。

双方向の授業ではないため、生徒たちによる協同的な学習活動は行なえていませんが、「①必要な文法事項が画面に表示される」「②動画を見直して学習できる」の2点において、この授業スタイルは文法の学習に適しているようです。

理解度確認の小テストからも、定着度の高さがうかがえました。

100字要約の指導では、生徒の答案をオンラインで提出してもらい、教員たちが採点をして返却し、後日プリントや動画によって解説を行っています。

どうすれば自分の文章を更に磨くことができるのかを、一人ひとり丁寧に指導しています。

(中学2年 学年スタッフ)

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