約3ヶ月間にも渡る臨時休校・自宅学習期間もようやく終わり、6月1日から段階的に対面授業を再開しました。もちろん、残念ながら新型コロナウィルスの感染が収束したわけではありません。そこで、感染予防対策を充分に行った上で、「密集」を避けるための分散登校(クラス定員の半分の生徒が登校)を実施しています。

クラスの出席番号で、奇数の生徒が月・水・金に、偶数の生徒が火・木・土に登校しました(翌週は両者の曜日が入れかわります)。加えて、交通機関の混雑を避けるために、この期間中は始業を10時とし、短縮授業を行っています。

教員も生徒も校内ではマスク着用を原則とした上で、手洗いと消毒を徹底するよう生徒たちに指導しています。トイレや流し場など列が生じ易いところでは、ソーシャルディスタンスを保って並んでいます。

3ヶ月ぶりの対面授業となります。自宅学習期間にもオンライン授業がありましたが、直接顔を合わせての授業となると、コミュニケーションも円滑にとることができ、互いに安心感が生まれることを再認識しました。

3時間目が終わったら、昼食の時間です。生徒たちはまず手洗い・消毒を行い、その後各自の机で食事をとっています。昼休みは本来であれば、校庭や前提に出てスポーツを楽しむ生徒が多いのですが、生徒たちは基本的に教室や自分の席で昼休みを過ごしています。

この分散登校期間中、学校に登校しない3日間は自宅学習日となります。登校日に各教科から出された課題に取り組んだり、オンラインで配信された動画授業を受講したりと、自宅でも生徒たちは学習に取り組んでくれています。

緊急事態宣言の解除以降、日本社会全体が新型コロナウィルスと「共に生きること」を前提とした社会へと変革を始めようと動き出しています。そうした変わりゆく情勢の中で、本校でも生徒の安全・心のケアと、学習機会の確保を車の両輪として、新たな学校生活の形を模索しながら前進していきます。

(広報企画部)

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