今回の巡検先は、「東京」でした。

今年はコロナ禍で合宿・巡検もずっと行えなかったので、今回の巡検は新入生にとって初めての校外での活動となりました!

東京も旧石器・縄文時代から様々な時代の遺跡がありますが、今回は「近現代」。その時期の戦争にもまつわる、靖國神社・東郷神社・明治神宮の三箇所をめぐってきました。

まずは、靖國神社。参道の鳥居にて集合写真です。

最初に、資料館である遊就館を班に分かれて1時間ほど見学しました。

その後、ガイドさんと合流し、靖國神社の境内の説明や日本の戦争にまつわるお話しなどをして頂きました。生徒たちもメモを取りながら熱心にお話を聞いていました。

<遊就館前>

<靖國神社本殿>

昼食は靖國神社内の食事処で、カツカレーを頂きました。カレーは横濱カレーか海軍カレーのどちらかのルーを選べるのですが、多くの生徒が「海軍カレー」を選んでいました。かつての海軍での味を復活させたとのこと。マイルドなお味でした。

昼食後は電車で原宿へ移動。駅から竹下通りを通って、近くの海軍の東郷平八郎を祀る東郷神社へ。

その後、表参道を通って、明治神宮へ。表参道というと現在は表参道ヒルズやブティックが並ぶお洒落な街(道)ですが、本来は明治神宮の参道です。ですからそこを通り、神宮内に足を踏み入れます。すると!東京とは思えない鎮守の森。この時期の紅葉も綺麗でした。喧噪から離れた所で、ちょっと遠出した気分に‥。

御苑の一角にあるのが、パワースポットとしても有名な「清正の井戸」。名前の由来は加藤清正の江戸屋敷がここにあったことにあります。加藤家の後は、井伊家の下屋敷となりました。幕末の大老・井伊直政は政治はもちろん、茶人としても有名でした。この井戸の水を使ってお茶をたてることもあったのでしょうか?

ところで、この写真を撮って壁紙にすると願いが叶うとか‥?生徒たちも順々に井戸の写真を撮影していました!

そして、最後に明治神宮本殿へ。

今年は明治神宮が創建されて100年という節目の年でもありました。明治天皇は1912年に崩御され、京都・伏見の桃山の地に埋葬されました(桃山御陵)。新幹線もない当時、東京の人々はなかなか京都まではお参りに行けない。そこで、東京にも明治天皇をまつり、お参りできる場所を‥ということで、明治神宮が創建されたそうです。当時の人々の明治天皇への思いがこめられた場所でもあるのですね。

この日の巡検は以上です。

コロナ対策として、班に分かれての行動がメインの巡検となりました。しかし、少数での行動だったため、ガイドの方々の話をしっかりと聞くことが出来たようです。生徒たちも事前に下調べてはいたものの、ガイドの方々からは本やHPには書いていないことや、また神社・御苑内の樹木のことなど、多岐にわたる大変興味深いお話をして頂きました。

さて、1月からは2021年の文化祭・合宿のテーマを決める重要な話し合いが始まります。今年は武田信玄~猛々しい武田家~がテーマでしたが、来年は何になるでしょう!?

テーマが決まったら、ブログ上にてご報告致します!文化祭に来て下さる方々も、乞うご期待。

(歴史部顧問)

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