地理部では12月22日に冬休みのフィールドワークを行いました。

今回の調査地域は吉祥寺周辺です。

現在では住みたい町ランキングの上位常連の吉祥寺ですが、江戸期に開墾されるまでは未開の荒野が広がる武蔵野の小さな村でした。

武蔵野は、武蔵野台地とよばれる地形に位置し、水が乏しく生活したり作物を栽培したりすることが難しい地域でした。

しかし、台地の縁からは地下水が湧き出し、その清涼な水は武蔵野を潤しただけでなく都心へ上水として引かれ、江戸・東京の発展にも大きく貢献しました。

また、自然豊かな武蔵野の環境を好み、山本有三や太宰治といった文化人が居を構えたことで、その文化の源を現在でも感じることができる施設も多く残っています。

地理部ではそんな吉祥寺周辺の水にまつわる場所や文化を感じられる施設を歩いて巡りました。

このフィールドワークの報告は、2021年度末に発刊予定の「ちりレポ第19号」で行う予定です。

 

今回の調査地は「吉祥寺」です。

 

「水」と「文化」をテーマに武蔵野を歩いて巡りました。

 

台地の縁からは湧水が出ています。かつては上水として江戸まで引かれ、江戸っ子の飲料水になっていました。

湧水地は現在の井の頭公園です。

 

山本有三記念館では、学芸員の方から説明を受けました。

部員達は熱心に話を聞き、メモを取っています。

 

今回の巡検から高1生、中3生を中心とする新体制での活動となりました。

今後は冬休み中に巡検の調査結果を報告する「ちりレポ」原稿を執筆し、年明けからは3学期巡検と春合宿にむけての事前学習を行います。

本格的に始動したシン・地理部の活躍にも是非ご期待を!!

 

シン・地理部、始動!!

 

(地理部顧問)

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