地理部では6月5日に一学期のフィールドワークを行いました。調査地域は豊洲や月島,臨海エリア一帯のウォーターフロントです。これらの地域は2000年代に入ってから再開発が進んだ地域です。例えば豊洲は,かつて造船所やガス工場が立地し,海沿いは工場や倉庫街でしたが,現在では豊洲市場をはじめ,タワーマンションや緑地公園,ショッピングモールとなり,海辺の環境を活かした住みやすい街に生まれ変わりました。

今回は2班に分かれ,フィールドワークを行いました。一つの班は,ウォーターフロントにあるライフラインに関するさまざまな施設を見学し,都市での生活を支える仕組みや技術について学びました。もう一方の班は,月島で有名な「もんじゃストリート」で土地利用調査を行い,店舗数や再開発の進捗状況などを考察しました。

このフィールドワークの報告は、2022年度内に発刊予定の「ちりレポ第20号」で行う予定です。お楽しみに!!

今回のテーマは「TOKYOウォーターフロントを巡る」です。

豊洲にはかつてガス工場があり,現在は都市ガスの仕組みやガスの歴史を学べる科学館が立地しています。

月島では「もんじゃストリート」で土地利用調査を行いました。多くのもんじゃ店が集積していましたが,駅から離れるほど空き店舗やもんじゃ店ではない土地利用が増え,再開発により取り壊しが予定されている区画も見られました。

月島に隣接する佃島は,江戸期のウォーターフロントです。大阪の佃村から移住してきた漁師の人たちにより開拓され,現在でも大阪に総本社を構える住吉神社が立地しています。

現在はこのフィールドワークの地図や図表の作成、レポートの執筆のほか、次回の巡検地や夏合宿の事前学習を行っています。地理部が現地調査して作成したオリジナルの調査報告書『ちりレポ』は国立国会図書館のほか、首都圏の主要大学の図書館にも蔵書がありますので興味のある方は検索してみて下さい。今後も地理部の活動にご期待を!!

(地理部顧問)

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