当鉄道研究部では、3年ぶりの夏合宿を1ヶ月半後に控え、基礎期(=中学1・2年生)の部員の夏合宿における集団行動の練習を主な目的として、6月19日(日)の午前中に、巡検を行いました。

行先は、鉄道開業の地・横浜。

明治・大正・昭和・平成……各時代の鉄道遺構が、市の中心部や観光スポットで大切に保存・活用されているという点では、日本有数の都市といえます。

9:10に横浜駅北改札口から東(海側)へ出て、11:40に日本大通り駅で解散するまで、以下のようなルートをたどりました。

横浜駅東口→ 2代目横浜駅遺構〈大正〉→旧東横線遊歩道〈平成〉→旧横ギャラリー〈明治〉→汽車道〈平成〉→旧横浜港駅プラットフォーム〈昭和〉→山下臨港線プロムナード〈平成〉→象の鼻パーク鉄軌道及び転車台跡〈明治〉→日本大通り駅

※ 〈 〉内は、いつまで現役の施設であったかを表します。

蒸し暑い中の徒歩巡行だったので、3回にわたって休憩をはさみました。屋内外を問わず、大人数が座って休める場所が意外に少ないのが、このような都市巡検のつらいところです。

しかしながら、中1・中2の総勢21名は、最後まで健脚の様子。遊歩道の脇に残る架線柱の残骸を見つけたり、機関車に貼られた銘板からその整備状況を読み解いたり、趣味を同じうする友との語らいの時を過ごしていました。

基礎期の部員にとっては、初めて学校の外にクラブ活動として繰り出したイベントとなりました。

そのため、主体的に参加してほしいと思い、以下のような取り組みを行いました。

(1) Googleマップの写真入りで、事前レポートをGoogle Classroomに提出。

(2) 訪問するスポットとルートを顧問が作成し、Google マイマップで共有。

(3) 当日、遺構を現役当時の様子と見比べてほしい場合は、当該の写真やwebサイトを、前述のGoogle Classroomに顧問が投稿して紹介。

すべての生徒・保護者・教職員にGoogleアカウントが配付されているからこそ、可能になった活動でした。

今後、ほかの学年の部員に広げていき、実りある夏合宿にしようと思います。

長くなりましたが、基礎期巡検の報告記を終わります。

次回の投稿では、鉄道模型コンテストに向けての製作状況、あるいは、夏合宿の報告記を予定しております。お楽しみに。

(鉄道研究部 顧問)

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