地理部では11月1日に2学期のフィールドワークを行いました。今回の調査地域は横浜港周辺です。現在の横浜市は東京23区に次いで人口が多い都市に成長しましたが,江戸後期の開港までは,東京湾内に位置する小さな漁村の一つに過ぎませんでした。19世紀半ばの開港をきっかけに,日本と外国を繋ぐ玄関口となり,最新の技術や西洋の文化が横浜には集まりました。今回のフィールドワークでは横浜の開港から発展の歴史を学ぶ班と,外国との交流により日本で初めて西洋文化が取り入れられた「○○発祥の地」を巡る2班に分かれて調査を行いました。このフィールドワークの報告は、来年に発刊予定の「ちりレポ第20号」で行う予定です。

 今回の調査地は「横浜港周辺」です。

 1872年10月14日,今からちょうど150年前,新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開業しました。当時の横浜駅は現在のJR桜木町駅で,隣接するビル内に当時の機関車が展示してあります。

 多くの西洋文化を受け入れた横浜には,たくさんの“日本初”“横浜発祥”があります。日本で初めて「日刊新聞」が刊行されたのも横浜です。現在は「ニュースパーク」という資料館で新聞やメディアのことを学べます。

 横浜は19世紀に開港してから日本の玄関口として発展し続けてきました。部員達は「開港資料館」「シルク博物館」「郵船歴史博物館」などを見学し,時代とともに変容してきた横浜と横浜港の歴史を学習しました。

 現在,部員達はこのフィールドワークの成果を「ちりレポ」に掲載するため執筆作業を行っています。また冬休みには鎌倉・江の島へのフィールドワークを計画していて,その事前学習やタイムテーブルの作成などに取り組んでいます。今後も地理部の活動に是非ご注目下さい!!

(地理部顧問)

 

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