地理部では2月12日に3学期のフィールドワークを行いました。今回の調査地域はさいたま市の大宮地域です。大宮は多くの鉄道路線が乗り入れるターミナルであり、鉄道博物館や鉄道車両の工場も立地する「鉄道の町」としての印象が強いですが、元々は中山道の4番目の宿場町として栄えた宿場町です。さらにこの地には、それよりもはるか以前に武蔵一宮として名高い氷川神社が鎮座し、大宮という地名も氷川神社が由来となっています。その一方で、北部に位置する盆栽町は、関東大震災をきっかけに東京から移住した植木職人や盆栽業者が集住した地域で、現在でも盆栽園を営む職人が10軒ほど残っています。また南部はさいたま新都心として新たな町の開発が進み、その中には日本の貨幣を製造する造幣局が立地しています。このように大宮は多様な歴史・文化・都市景観が混在する地域で、実際に地域を歩き、観察し、関連施設を見学することで大宮の地域性を学びました。このフィールドワークの報告は、2023年度に発刊予定の「ちりレポ第21号」で行う予定です。

 今回の調査地は「さいたま市大宮地域」です。

 この地に鎮座してから2500年にもなると言われる氷川神社。「大宮」の地名の由来でもあり、多くの人が参拝に訪れていました。部員達も列に並び、お参りしていました。

 さいたま新都心には2016年に東京から移転した造幣局さいたま支局があります。100円玉や10円玉がぎっしり詰められた袋を持ち、お金の「重み」を知ったようです!!

 盆栽町で部員達の興味を惹いたのは、「盆栽」ではなく「盆栽だー」(サイダー)だったようです!!

 現在、部員達はフィールドワークの成果を「ちりレポ」に掲載するため執筆作業を行っています。同時に春合宿の予定地、箱根の事前学習も行っています。今後も地理部の活動にご期待下さい!!

(地理部顧問)

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