昨年度までは新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、夏合宿自体実施することができませんでしたが、今年度はついに夏合宿を行うことができました。

夏合宿は8月1日(火)~3日(木)の日程で実施しました。

【1日目 ~小滝川ヒスイ峽およびフォッサマグナパーク~】

マイクロバスで糸魚川まで移動し、美しい堰止湖の高浪の池にて、ジオガイドさんと落ち合います。

この日は、1日中ジオガイドさんにガイドをしてもらいました。

(ジオガイドさんに説明してもらっている様子)

最初に訪れたのは、ひすいの母岩の産出場所である、小滝川ヒスイ峽です。

ここでは、巨大なひすいがいくつも落ちていて、みんなでひすいを観察して回りました。

(ヒスイの周りで集合写真)

次に訪れたのが、ロッククライミングの聖地、明星山です。

この山は、昔サンゴだったものが石灰岩に変化して、その石灰岩が大平洋側から運ばれて付加体となってできた山です。

今ではロッククライミングをする岩壁として有名になっています。

また、石灰岩はセメントの原料でもあり、近くには多くのセメント工場も見かけました。

岩石と人の営みを感じられる場所です。

(明星山の岩壁を背景に集合写真)

そして、本日最後に訪れたのが、下根知農村公園およびフォッサマグナパークです。

下根知農村公園では、海底火山の噴火によってできた枕状溶岩を観察しました。

その下根知農村公園からフォッサマグナパークへ移動していく道中では、放射状に節理が伸びてできた車石を観察してきました。

フォッサマグナパークでは、西日本と東日本の境界に立って写真を撮る部員もいました。

夜には、宿の近くで天体観測を行い、地学三昧の一日となりました。

 

【2日目 ~フォッサマグナミュージアムおよび長者ヶ原遺跡の観察~】

地学部の夏合宿2日目です。

今日は最初にフォッサマグナミュージアムへ訪れました。

フォッサマグナミュージアムでは、フォッサマグナを中心としてフォッサマグナの地質や周辺の岩石、鉱物の話、フォッサマグナの発見エピソードなどが紹介されていました。

(フォッサマグナミュージアムを見学する様子)

また、フォッサマグナミュージアムの方にフォッサマグナの形成について、説明していただきました。

(フォッサマグナミュージアムでの講義を聞いている様子)

次に、フォッサマグナミュージアムの方の指導の元、化石発掘体験を行いました。

こちらにある岩石は、セメント工場等で利用するための石灰岩の廃材を譲り受けているそうです。

石灰岩は化石の宝庫なので、様々な化石が見つかります。

部員の中には、ウミユリやコケムシ、サンゴなどの化石を見つけていました。

(化石を探している様子)

その後、縄文時代の日本有数の勾玉生産工場であった、長者ヶ原遺跡を見学します。

まずはその前に、長者ヶ原考古館へ行き、知識を付けました。

(長者ヶ原考古館にて、ひすいと人々の営みの関係を学び取る部員たち)

長者ヶ原考古館にて身に着けた知識を基に、さっそく長者ヶ原遺跡へ足を運びました。

各々自由に見学をして、部員たちは当時の暮らしに思いを馳せていました。

(長者ヶ原遺跡にて)

1日の最後に、再び天体観測を行いました。

連日の観測の成果か、少しずつ望遠鏡の扱いにも慣れてきたように思えます。

(天体観測の様子)

 

【3日目 ~ヒスイ探しとジオパル~】

地学部の夏合宿3日目、最終日です。

今日のメインは、ヒスイ海岸にてヒスイ拾いを行うことです。

1日目に訪れた小滝川ヒスイ峽では、ヒスイを拾うことはできませんが、ここではヒスイを拾うことができます。

ヒスイは、小滝川ヒスイ峽のような山岳部から河川を通じて、小さくなりながら海にまで流れ着きます。

また、比重が大きい岩石であるため、波打ち際にたまりやすいといわれています。

ヒスイはもちろんのこと、ロディン岩や蛇紋岩など、きれいな岩石も多くあり、部員たちは気に入った岩石を拾っていました。

(波打ち際で、ヒスイを探す部員たち)

(各々が気に入った岩石を採集していました。)

帰りは糸魚川から新幹線に乗車します。

糸魚川駅には、ヒスイの展示や説明、そして鉄道の展示などもありました。

部員の中には鉄道好きもいるため、各々が展示をまじまじと見ていました。

これら合宿での活動は、文化祭にて報告する予定です。

 

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