化学部は5年ぶりに、対面での学会発表を行いました。

まず3月26日、全国から78校が集まったジュニア農芸化学会で発表をしました。今回は、狭山茶の茎茶と煎茶に含まれるポリフェノール類の違いについて、研究した成果をポスターで発表しました。身近な食品についての発表ということで、多くの参加者に聞いてもらうことができました。

3月29日には、全国54校から76件の発表があった日本水産学会春季大会高校生による研究発表に参加しました。こちらは、カニやエビの殻に含まれるキトサンを用いて、有害な銅(Ⅱ)イオンを回収する研究です。水産学のメインテーマからやや外れる発表だったため、最初は聞いてもらえるか心配でした。しかし、関係する分野の一般参加者と熱い議論を交わし、今後の展開のヒントを得ることができました。

どちらも生徒にとっては初めての対面ポスター発表、しかも全国大会だったため緊張したようです。しかし、これまで取り組んできた研究の成果を興味を持って聞いてもらえたことで、励みになり自信もついたと思います。この経験を今後の研究活動に生かして欲しい、と願っています。

(化学部顧問)

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