少林寺拳法部の、夏休み中の全国大会及び合宿の生徒の感想文を紹介します。

少林寺拳法全国大会

7月30日から8月2日にかけて全国大会が開催された。

私は組演武の部で出場したが、結果は予選敗退、自分が目標にしていたものには程遠い結果だった。

負けた瞬間は実感が湧かずただ呆然としていたが、先輩からの応援メールを見返した時、それに応えられなかった自分に対するやるせない気持ちが一気に溢れ出してきた。

そして、ここまで付いてきてくれた後輩や、指導して下さった先輩、先生方への申し訳なさで胸が張り裂けそうになった。

ただただ自分の力の無さが恨めしかった。次こそは、全員が笑って終われる最高の結果を残したい。

(高2B組 芝田健自)
夏合宿で得たもの

我々少林寺拳法部は、毎年4泊5日の夏合宿を新潟県 栄屋で行っている。

今年は、10名の中学1年生を加えた42名が参加した。

また、創部者である監督や、顧問の先生方、OBの先輩方にも参加していただいた。

稽古は宿についた日の午後から始まる。

最初に基本の突き蹴りを行う。

先生、OB方から構えや足腰の動かし方などを指摘して頂き、とても勉強になった。

真剣に指導に当たって下さる先生方と過ごす5日間は、技を磨く上で密度の濃い貴重な時間となった。

黒帯の高校生は、より実践的な突き蹴りや2人1組での演武練習を中心に行う。

相手がいるため、基本稽古より体力を使い、技の難度も上がる。

体育館の熱気も相まって、先生方の助言を聞き、それを実践するのはかなり辛かったが、後輩に情けない姿を見せることはできないので、一心に稽古に打ち込んだ。

後輩たちも一生懸命についてきてくれ、一体感を得ることができた。

今回の合宿で1番学んだのは、最高学年としての責任の重みだった。

後輩に指示を出すだけではなく、後輩の行動にも責任をもつ。

後輩の失態は、自分の失態。

上に立つ人間としては当たり前のことなのだろうが、実際に自分がなると想像以上のものだった。

自分のことだけに一生懸命でも許された頃はまだ楽だったのかと驚き、過去の先輩方の偉大さを感じた。

この合宿を通して得たものを今後の稽古に活かし、後輩にも伝えていきたい。

(高2G組 三嶋貴志)

今後も少林寺拳法部を、宜しくお願いします。

(少林寺拳法部顧問)

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