化学部は今年も高校生向けの学会に参加しました。

まず3月25日は、東京農業大学世田谷キャンパスで行われた「ジュニア農芸化学会2019」でポスター発表を行いました。ここのところ継続して取り組んでいる、お茶の抗酸化成分に関する研究発表です。純粋な化学と言うよりは食品化学に近い内容ですので、農芸化学会での発表にはぴったりのテーマでした。校内に閉じこもっていては、接することのない貴重なお話を聞くことができました。また、この日発表した高校一年生は学会デビュー戦でしたが、丁寧に落ち着いて発表することができたのも大きな収穫でした。

翌26日は、化学部にとって文化祭に次ぐイベントである化学クラブ研究発表会です。今年は再び芝浦工業大学豊洲キャンパスで行われ、今回は導電性高分子を用いた二次電池についてポスター発表を行いました。このテーマも断続的に10年近く取り組んでいるため、逆に意表を突かれる質疑が多かったようです。声がかれてしまうほど熱心に発表する姿は、非常に立派でした。

どちらも高校一年生による継続中のテーマであったため、賞をいただくことはできませんでしたが、来年の引退発表に向けていい経験ができたと思います。この経験を糧に、さらに上を目指して欲しいと思います。

(化学部顧問)

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