みなさんこんにちは。いつもご閲覧ありがとうございます。
春日部共栄一貫部長の牟田と申します。
基本的にこちらへの投稿はただのインスタントな連絡ではなく、ご閲覧いただいている方々は真剣にお子様の進路先をお考えかと存じまして、しっかりと読んでいただくスタイルのものが多くなっております。そのため原稿作成には時間をかけております。本年度は昨年度よりも投稿が少なくなってしまいました。もうしわけございません。
理由は私が在籍します学年、中学1年生から6年間大事に育てて参りました生徒たちが、只今高校3年生として大学受験を目前に控えております関係で、秋の推薦入試から一般受験の準備と、出願指導、最後のつめの講習等に担任団は時間をかけてしまったからです。これも在校生徒を大事にしてきた証なのかなと、自負を感じる一面でもあります。推薦入試では東京外大筑波大をはじめとする国公立大や、医学部医学科、全国的にも数少ない獣医学部の医学科、または多数の有名私立大の合格を既に勝ち取っており、本当に生徒たちは自己の夢への実現にむけて頑張ったなと思う気持ちでいっぱいです。一般選抜入試は共通テストも含めこれからでして、本日数学と英語の任意講習を行ったところ、多くの生徒が受講し少しでも他の受験生より良い位置に就こうと必死に努力していました。しかし、行っている担任団は不安もありますが、「彼らなら大丈夫」という気持ちが大半を占めております。自慢の生徒たちですから!

さて、こちらに投稿したいと溜めておりましたことを、春日部共栄にご興味を持たれる一助になればと考えております。写真も掲載いたしますが、考え方・教育方針は写真だけでは伝わりませんので、長文になることをお許しください。お付き合いいただけると大変ありがく存じます。

さて、標題にあります「東京大学大気海洋研究所」(柏キャンパス)へ中学1年生「IT医学サイエンスコース」の生徒全員で訪問して参りました。本校の実験のお手伝いに来ていただいております先生が、こちらの研究員でして「海洋生命システム研究系」に所属しております。その関係で直接、研究室やProfessorをはじめとする先生方のご研究や施設設備に触れることができるようになりました。本年度から本校の新コース開設にあわせて行った行事です。これからも続けて参りますが、できればご一緒に研究する部分を構築して参りたいと思っております。ご入学後、楽しみにしていてください。
初めに、私めは国語が担当なものですから、私の視点はかなり稚拙なものとなりますことをお許しください。
東京大学大気海洋研究所は地球表層を覆う海洋と大気の構造や変動メカニズム、そこに生息する生物・微生物の研究、地球環境の変動により生命の進化などの研究を通して、生命の生存存続にとって重要な課題解決を行う研究機関だということがわかりました。春日部共栄ではカブトムシの研究を通して環境による変化、または水耕栽培を通して土壌の研究を行っておりますが、目的として通ずるところがあったため、生徒は本格的な研究を目の当たりにしてもすぐに興味をもてたようでした。以下は研究対象となる水生生物の育成ラボ見学写真2点です。全てはお伝えできません(どこまで公表して良いのかがわかりません。研究漏洩の可能性も考慮しています)がシロサケやサメ類などを育成していました。
印象的だった点
・ここは水族館ではないから、みるのがたいへんだよ。生物ファーストで、見せるためじゃないからね。
・自由にみていいよ、だけど、赤いバルブと青いバルブ、海水と淡水だから捻らないでね。まざっちゃうから!
・そのへんの配管踏まないようにね!破損すると水槽の水がぬけちゃうから!(本物の飼育室ということです!)
・海水を沖合から運んでくるんだけど、高価だから大事に使ってるよ。
・濾過装置は手を加えて改良しています。(既製品のままではない!!)
・ほら、ここのめだかは海水でいきているよ(え!!)「めだか」は「さんま」の一種だね。かたちが似てるでしょ?だからゆっくりと海水になじませて・・・。

DSC_2799

DSC_2786

(淡水と海水を行き来できる魚の持つ特徴的なスイッチはどのDNAなのかを突き止めているような・・・)
次に、海洋観測船「白鵬丸」などに積み込まれる観測装備の整備倉庫を見学させていただきました。

DSC_2791

DSC_2793

DSCPDC_0001_BURST20221114103340160

ご案内くださった方々が、さまざまな機器のエキスパートでいらっしゃって、生徒が質問すると熱くお答えくださったのが印象的でした。生徒も写真でご覧の通り、本物に触れて体で感じております。
次に講堂にて、教授・准教授の先生方から微生物研究についてや極域海洋研究の激烈さについて教えて頂きました。世界の最先端でご研究なさっている先生方がとてもフランクに接し、お話くださいました。生徒は興味津々であったのはいうまでもなく、引率教員まで引き込まれ、南極観測隊の高校教員枠を推薦され参加したい衝動に駆られてしまう始末でした。(私の専門は日本語文法です)

DSC_2788

DSC_2787

最後に、こちらの敷地に入るのはそんなに厳重ではありませんでしたが、建物内に入るのには二重のカードセキュリティーに守られていました。またさらにそれぞれの研究室へ入るにもセキュリティーを抜けなければなりません。そこまでして守るべき、人類にとって重要な研究がなされている証拠であると容易に推察されます。それを本校生徒はじかに体感することができました。次の写真、

DSC_2803

こういうお部屋も見せていただきました。もちろん中の写真はございません。Biohazard Level2です。

どうですか?ご一緒に春日部共栄で研究して参りませんか?
本校「IT医学サイエンスコース」取り組みの一端を紹介いたしました。

最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。

春日部共栄中学校HP

 

 

 

ページ
TOP