さる11月に高校2年生&中学3年生がそれぞれ国内フィールドワークに出かけ ました。(行事の再編にともなっての2学年実施で、次年度からは中学3年生のみの行事になります)四万十・沖縄・水俣・奈良京都の4方面を自ら選択し、事 前学習を重ねて現地に向かいました。各方面から中学3年の様子をレポートします。

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四万十川FWのねらいは、「自然保護とは何か」「過疎化とその脱却を探る」ことです。初日は高知空港から窪川へバスで移動し、窪川から四万十川の蛇 行に沿って江川崎まで移動しました。一日目の宿である四万十楽舎は過疎による小学校の廃校舎を利用した施設です。そこで山を手入れしなくなったことによる シカ害を実際に見に行き、帰ってからは四万十楽舎の西本五十六さんから「不便を楽しむ」ことを教わりました。

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2日目は中流から河口へ出ます。途中佐田の沈下橋で四万十学遊館の館長である杉村光俊さんから川の生物の採集の仕方を教わりました。夢中になってた くさんの魚やエビを確保することができました。この日は杉村さんから「自然は人が手を入れないと荒れてしまう」ことを学びました。

特に放棄水田は自然を破壊してしまうことも、実際に目で見て学びました。宿は太平洋に突き出たところにある「四万十癒しの里」です。ここで砂浜美術 館の藤原忍さんのお話を聞きました。砂浜美術館の館長はニタリクジラです。藤原さんのお話から「同じものを見ても視点を変えると人生が楽しくなる」ことを 学びました。

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3日目は太平洋に面した黒潮町に入り、カツオたたきづくり体験、塩づくり体験をして民泊に入りました。ここでは自然とともに生きる人たちと出会い、 食べ物が命であることを実感しました。4日目の朝、引率と出会った時にはみんなの顔が輝いて何かが違って見えました。人の優しさに出会い、一生懸命生きて いくことが大事だと気付かされたフィールドワークでした。

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