麹町学園には、生徒が社会とつながりながら未来を考える探究学習「みらい科」があります。
高校2年生ではその一環として、企業や団体とコラボレーションし、社会課題をテーマに学んでいます。
今年度は、コスメティックブランド「ロクシタンジャポン」とのコラボレーションを実施しています。
ロクシタンが掲げる「6つの約束」を軸に、3回の特別授業が9月におこなわれました。
9月3日には、ロクシタンジャポンの担当者から「伝統的技術の継承」についてお話を伺いました。
地域に受け継がれる技術や文化を商品づくりにどう活かしているのかを知り、伝統を未来につなぐことの意義を学びました。
10日には、NPO法人ウィメンズアイの方から「女性の自立支援」に関する活動を紹介いただきました。
被災地や地域での取り組みを通じて、ジェンダー平等や地域社会の課題に対する理解を深めました。
17日には、一般社団法人日本視覚障がい者美容協会の方にお越しいただき、「視覚障がいへの取り組み」をテーマに授業を実施しました。
視覚障がいのある方と一緒にワークを行い、当事者の視点から社会を考える貴重な体験となりました。
3回のプログラムを通じて、生徒たちは多様な社会課題に触れ、学びが社会と直結していることを実感しました。
こうした体験が、自らの未来をデザインする力を育む大切なステップとなっています。