高校1年生の3学期のライフデザインのテーマは「ジェンダー」でした。その中で「児童婚・児童労働」を取り上げ、ドキュメンタリー映画『ソニータ』を見ました。
映画『ソニータ』のストーリー
アフガニスタン出身で、イランで難民生活する少女ソニータは、お金のために強制的に結婚させられそうになります。そこから逃れるためにソニータが起こした行動はラップをすることでした。

 

映画を見た生徒の感想
生まれた国によって結婚や職業を自ら選べないことに、衝撃を受けました。過酷な人生を送っていると、日々の暮らしのことしか考えられなくなってしまっても、おかしくないと思います。それでもソニータのように、古い慣習による早すぎる結婚や、結納金目当ての結婚に、疑問を持つ人は多いのだと思います。イランでは女性が歌うことを禁止されている中で、ラッパーになりたいという強い意志を持ち行動したからこそ、アメリカの学校に入学する道が開かれたのだと思います。自分の心の叫び、人々の心の叫びをラップにすることで、自分の人生を少しでも理想に近づけ、ひいては世の中を変えていきたいと考えているのだと思います。貧困や戦争による児童婚により、女性の自由や自立が妨げられることはあってはならないことだと思いました。
風習が根付いてしまうとそれがその国の生活の一環となり、ソニータのお母さんのように長い年月味わってきた人が多ければ多い程、変えていくのは難しいこと。児童婚は自由を奪うことだという教育がなければ児童婚はなくならない。現在もこのような状況下で暮している人がいるということを忘れないでいきたいです。日本人として何ができるのか考えていきたいです。
イスラーム法では女性は9歳から結婚が可能と知った時は驚きました。ミュージックビデオを撮影する際に自分の額にバーコードを書き、売りものだといっていましたが、その姿を見て心が痛みました。お金が必要だからソニータは人間ではなく売りものとして見られてしまうのだと。
10代にして望んでもいないのに知らぬ人に嫁に売られる彼女の心境は、どんなものだろうか。考えるとゾッとした。でも、そんな環境から自分のやりたいことを貫き通し、実現させるソニータは本当に強いと思った。また、彼女のラップの、「私たちは羊じゃない。値段をつけられる覚えがない。」という歌詞がとても印象に残った。人間が人間に値段をつけるなんて絶対に間違っている、そう思った。彼女のラップには、嫁に売られた娘たちの思いがぶつけられていて、鳥肌が立った。

 

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