今年は戦後80年の年です。

皆さんの家族には、もはや戦争体験者がいないかもしれませんが、私の祖父母は第二次世界大戦のころは20代前半でしたので、私が小さい頃は祖父母から戦争中の話を時々聞きました。

祖母からは、憲兵からお米を取られそうになった話、食べるものがなく蒸かしたサツマイモを家族で分け合った話、親戚や近所の人が出兵の際に道路で見送った話などを聞きました。昔に聞いた話ですが、今でもよく覚えています。

一方で祖父は戦争の話をあまりしませんでした。零戦のパイロットをしていましたが、宙返りをする時にかかるGが凄いこと、空母に着陸するのが難しかったことなど、訓練の話をたまにするだけで、それ以外の話は何も聞いたことがありませんでした。きっと辛い経験だったので、あまり語りたくはなかったのでしょう。数年前に兵学校の会報に書かれていた内容を読み、初めて壮絶な経験をしてきたことがわかりました。

皆さんは、家族と戦争の話をしたことはありますか。
もしかしたら皆さんのおじいちゃん、おばあちゃんは何か知っていることがあるかもしれません。ぜひ夏休み中に家族で話をして平和について考えるきっかけにしてもらえたらと思います。

英語科 R.M.

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