高校の選択授業のマナー講座で、「マナーとは何か」
「規範とマナー・モラルとの違いは何か」
「なぜマナーが大切なのか、マナーの本質とは一体何なのか」
「宗教が果たす道徳の意義」等
について考えました。

また、駒沢学園での学校生活において「マナーがなっていないな」と思うシーンを挙げ、そのマナーを喚起するためのポスターを作成しました。
「挨拶を返さない」、「校門に立っている警備員さんに挨拶する人が少ないので見ていて悲しくなる」等、挨拶に関する意見の他に、ゴミの捨て方や身だしなみについての意見が出ました。

ここで、生徒の感想を載せます。

  • マナーやルールには、相手を思いやる気持ちやおもてなしの精神が関係していることにも気づきました。
  • マナーは相手のためにあるということです。相手が不快な気持ちにならないようにすることがマナーの大切なポイントだと思いました。マナーを守ることで相手も自分もいい気持ちになれることは素敵なことだと思いました。今後もたくさん身につけられるように頑張ります。
  • 挨拶すると、「笑顔が増える」「相手も自分も良い気分になる」「ストレス軽減」「社会性が養われる」など沢山の良いことがあります。
  • 誰かがおはようと挨拶しているから真似をしたなど礼儀は真似から始まる気がします。宗教に信仰しているとその宗教に決まっただけしか動けないけど宗教に信仰しないほうが自分で自由に動けて、こういうふうに動こうと自分で考えられると思います。

これを機に「校則」や「マナー」について考え、他人から注意されるのを待つのではなく、おのずからよいと思う行為ができる生徒に育って欲しいです。

 

生徒が作成したマナーポスター①
生徒が作成したマナーポスター①

生徒が作成したマナーポスター②
生徒が作成したマナーポスター②

 

生徒が作成したマナーポスター③
生徒が作成したマナーポスター③

生徒が作成したマナーポスター④
生徒が作成したマナーポスター④

 

宗教(仏教)の授業で、坐禅をしました。坐禅は各学期に1回か2回程度ですが、毎朝「正念」といって椅子に姿勢をまっすぐにして、目を閉じて静かに自分自身と向き合う時間があります。

道元禅師は、『正法眼蔵』空華巻にて以下のように示されています。
一念不生全体現《一念不生にして全体現ず》
念々一々なり。これはかならず不生なり、これ全体全現なり。
このゆゑに一念不生と道取す。

(解釈)
今この瞬間は何ものにもとらわれない自由な精神であり、その瞬間は永遠に通じていている。
今この瞬間、これは生死を超えている。これはいのち全体、この身体・精神を通して悟りの世界(聖)が現れている。したがって一瞬一瞬がすなわち永遠のいのちの現れと言える。(今が大切)

坐禅を体験した生徒はどのように感じているか、生徒の感想を紹介します。

  • 少し「ワーワー」しました。だんだん「キュ」が「ふわふわ、ホワーン」って感じになりました。悩みっぽいものも考えずに時間を過ごせました。
  • 姿勢よくできたり、心が落ち着いたりした。普段授業で座っていて、姿勢が悪くなりがちなので整えられてよかった。
  • 雑音が少しずつ静かになっていく感じがして、リセットされた気分。
  • 坐禅中に風の心地よさを感じたり、鳥の鳴き声が聞こえてきたりするとすごく落ち着いた気持ちになった。
  • 呼吸に集中することで自分の中にある焦りや不安に気づくことができた。
    ただ呼吸をしていたようだったけど、坐禅が終わった時に少し気持ちが楽になったような感じがした。今まで気づかないふりをしていた自分の気持ちに気づき、自分を見つめ直すことができた。
  • 最初の頃は足が痛くて時間が長く感じたけれど、最近は呼吸に集中するのが少しずつ楽しくなってきた気がした。
  • 静かな空間で自分と向き合うことで、日常のストレスや考え事から解放される感覚が心地よいです。続けることで、心の安定や集中力の向上を実感できるようになり、これからも続けていきたい。
  • 雑念が浮かんでも「まあいっか」と流せるようになって、自分の中の余裕も増えた気がする。
  • 坐禅は無意味な行動ではなく、己を正し冷静にさせてくれる意味ある行動だと今は感じる。
  • 普段どれだけ自分の体や心に無意識でいるかに気づいた。慌ただしい日常の中でも立ち止まる時間の大切さを思い出せたように思った。
  • 自分自身のメリハリもつき、心も変わったように感じる。

毎日、目の前のやらなければいけないことに追われてストレスを感じ、悩み苦しみの多い日々を必死に生きているのではないでしょうか。

一旦思いを手放し、本来の自分を見出す坐禅は現代においては一層重要さを増します。

多感な中高生という発達過程の生徒にとって、坐禅(正念)は、貴重な体験となっているようです。

 

坐禅の前にお話しを聞きます。
坐禅の前にお話しを聞きます。

合掌一礼して入ります。
合掌一礼して入ります。

 

挨拶をして始めます。
挨拶をして始めます。

只管打坐(ただひたすら座る)①
只管打坐(ただひたすら座る)①

 

只管打坐(ただひたすら座る)②
只管打坐(ただひたすら座る)②

中学校の説明会と中学・高校の授業の見学会を実施いたします。
本校が大切にしている人間教育について、教育内容、進路状況などについてご説明をいたします。また、施設見学とともに、中学生の授業(英語)と高校生の探究型授業の様子を見学できます。

 

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小学4.5.6年生対象の授業体験会です。
各教科30分で、本校の表現力・思考力を身に付ける授業を体験していただきます。
今回体験できる授業は、英語と国語の授業です。
体験後に、説明会・校内案内・個別の相談にご参加いただけます。

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高等学校の学校説明会を実施いたします。
学校の教育方針をはじめ、学習プログラム、進路、入試、英語クラスについてお話いたします。生徒達による体育祭報告のプレゼン、ターム留学の報告も行います。英語クラス希望の方向けに、全体会終了後に英語クラスミニ説明会を行います。英語クラスをご想定の方は必ずご参加ください

 

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2025年5月18・24日に日野市サッカー連盟主催、東京ヴェルディ株式会社後援の「第20回 日テレ・東京ヴェルディベレーザカップ 日野少女サッカー大会2025」が日野市北川原公園グラウンドで開催されました。この大会には小学生女子で構成されたチームが参加しており、駒沢女子大学(駒沢学園)は特別協賛しています。

閉会式では、学園を代表して駒沢学園女子中学・高等学校の永井俊道教頭より挨拶があり、各チームにサッカーボールが手渡されました。
選手の皆さん、監督、コーチ保護者の皆さま、運営の方々、お疲れ様でした。

 

 

「6月24日(火) 私立中学・高校フェスタ2025in溝の口」に参加いたします。

私立中学・高校フェスタ2025in溝の口

合同説明会

【日時】
2025年6月24日(火)
10:30 – 15:00 

【内容】

【参加無料・予約制】
中学受験・高校受験の学校選び、情報収集にぜひお越しください。

 

【会場】

施設名 川崎市高津市民館(ノクティホール)
住所 神奈川県川崎市高津区溝口1-4-1(ノクティプラザ2)
電車
・東急「溝の口駅」、JR「武蔵溝ノ口駅」すぐ
※駐車場あり。
ただし本イベントでの駐車サービスはありません。
 

教室の窓から見える木々の色は、5月の中旬になり、目にもまぶしい濃い緑色になっています。

先日の中学1年生の国語の授業で、今の季節にぴったりの俳句を紹介しました。
江戸時代の俳人が作り、この季節一度は耳にする俳句、
「目には青葉 山時鳥(やまほととぎす) ○○○○○ 」  というものです。
中学1年生には聞いたことがあるような、ないような……といった様子でした。
○○○○○にはこの季節の食べ物が入ります。みんなだったら何を入れますか?
中学1年生にこの季節あった食べ物を入れて新しい俳句にしてもらいました。

「目には青葉 山時鳥 さくらもち」 少し前に桜餅を食べたのでしょうね。
「目には青葉 山時鳥 かしわもち」 うんうん。この時期にぴったりです。
「目には青葉 山時鳥 よもぎもち」 中学1年生はお餅好きですね。
「目には青葉 山時鳥 春キャベツ」 この季節のキャベツは柔らかくて甘いですよね。
「目には青葉 山時鳥 さくらんぼ」 そうです。この時期から旬になってきます。
「目には青葉 山時鳥 ミニトマト」 目にも鮮やかな赤色が浮かびます。
などなど、新しい、素敵な俳句にしてくれました。

〇に入る言葉は「初鰹(はつがつお)」だということを伝えましたら、中学1年生は、「なんだそれは!」「つまらない答えだな!」という無言の表情をしていました。
中学1年生にとって「初鰹」は、なじみがないかもしれませんが、「時鳥」は耳を澄ますと校内でも鳴き声が聞こえてきます。まだ鶯も元気よく鳴いていますが、時鳥の鳴き声は初夏を感じさせてくれます。一日一日、夏に近づいています。

 

中1の教室から見える景色です
中1の教室から見える景色です

国語科 中野

私立学校研究家 本間勇人さんのブログ「ホンマノオト21」に、本校が紹介されました。
ぜひ、ご覧ください。

【NEW】フュージョン教育研究会動き出す 駒沢学園女子 山口貴史先生のチャレンジ コンセプトとコンテンツとコンピテンシーの融合(2025/05/27)


▼これまでに取り上げていただいた記事一覧

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