1月27日(金)
今年度最後のコンサートの始まりは、モーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」より“お手をどうぞ”でした。音楽科2年が演じるドン・ジョヴァンニとツェルリーナ、男女の二重唱です。昨年末の芸術鑑賞では同じ演目を高校生は鑑賞したので、この曲を思い出した生徒もいたかもしれません。

次は中学3年と音楽科1年によるフルート二重奏でした。作品は音楽科3年の作曲専攻生が作曲した「Dolphin Circle」。2匹のイルカが海中でお互いに追いかけ合って遊んでいる中、海の情景が様々に展開していく。フルートの旋律は双子のイルカが会話するようなイメージで作曲したそうです。聴いていると海中のイルカたちの様子が目に浮かぶようでした。

最後はアルゼンチンの作曲家ピアソラの「鮫」。ヴァイオリン・チェロ・マリンバの編成で音楽科3年が演奏しました。ピアソラの趣味の一つであった「鮫釣り」が題名になっています。色々な編成で演奏されることのある作品ですが、ピアノやバンドネオンの部分を今回は、マリンバで演奏しました。マリンバのマレットが鍵盤の上で連なって見えるくらいの高速で演奏する部分もあり、3年生の実力を見たように感じました。

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〜ランチコンサートに出演して〜(出演生徒インタビュー)

今回、国立音高生としての最後のランチコンサートに出演させていただきました。

この曲を初めて聴いたのは中学生の時で、あまりの格好良さに衝撃を受け、「いつか絶対に演奏したい」と思っていたので、念願叶った機会でした。楽譜が元々ピアノとヴァイオリンのためのものだったので、マリンバのパートとしてメロディーラインを交代して演奏したり、アドリブで弾くような部分も作ったりました。試行錯誤しながらのアンサンブルは、とても勉強になりました。また、今回のような楽器の編成は他にはあまりなく、演奏の参考になるものがほとんど無かったため、自分たちで一から創りあげました。練習を通して色々な視点を得られた、大変刺激的な時間でした。そして、 タンゴはクラシックとはまた違う、独特なノリや音楽の雰囲気の良さがあります。それを聴衆の方々に触れていただき、今までに無い、新しい感覚を味わっていただけたと思います。(音楽科3年打楽器専攻)

 

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