主のご降誕のお慶びを申し上げます。今日は、「クリスマス」と呼ばれる日ですが、「クリスマス」とは「キリストのミサ」という意味があります。私たちを救うために神様から贈られたイエスさまを「ミサを通してお祝いし感謝する」ということです。カトリック信徒の少ない日本では、クリスマスというと、プレゼント交換やパーティーなどが浮かんでくると思いますが、最初のクリスマス(主の降誕)はどうだったでしょう。旅の途中で宿も見つからず、ようやく見つけた家畜小屋でイエス様は誕生したと聖書に記されています。そして、誕生する赤ちゃんについて次のように預言されています。「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。この名は、『神は我々と共におられる』という意味である」。神さまは、目に見えず手で触れることもできませんが、どうしても私たちに伝えたかったのです。「私はあなたたちをどれほど愛しているのか」ということを。そのために 「神のひとり子」であるイエスさまを私たちのもとに贈ってくださいました。そして、誰かの助けなしには生きられない赤ちゃんの姿で私たちのもとに来てくださったのは、弱く不完全な私たちと共にいてくださる神であることを示すためでもありました。クリスマス。私たちを愛してやまない神様を思い。私たちもこれにならって、お互いを大切にし合う一日を過ごすことができますように。(校長 Sr.脇村ユキヱ)

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